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 今週早々には新たなワクチンの開発、米国連邦政府による政権移行への開始手続きが認められたとのニュースやイエレン前FRB議長を財務長官に指名するなどのニュースを好感してNY市場が買われ、東京市場でも日経平均が640円(約2.5%)も上昇するなど、ジャブジャブの資金が世界の株式市場に流れ込んでいます。
 世界の株式市場の60%を占める米国市場のうち時価総額の約1/4がGAFAMですからナスダックも押し上げられますし、日本市場はそのお零れで買われています。

 先日もパウエルFRB議長がコロナ禍の中で超低金利と量的拡大を続けると表明し、欧州でも復興基金が成立(政治的な要素あり)すれば、それこそ欧米を含む主要金融当局が向こう数年間のゼロ金利政策をコミットする訳ですから、否応なくバブルは続きます。


 そんな金余り市場で、様々な資産クラスの中では流動性が高い株式市場に資金が流れ易いのでしょう。そして株式市場の中でも選別色が強くなり、金利が上がらなければ指数の上昇に並行してDX銘柄などの成長株が買われ易い環境が続くと予想されます。
 場合によっては、米国の金利が本当にゼロに向かうようであれば本格的なバブルになりそうですし、その手前では投資家同士のチキンレースになるのでしょう。

 自立性の無い(成長期待が低く、買いたい銘柄が少ない)日本市場に海外からグローバル資金の一部が流れ込んでくると考えても、やはり全ての銘柄が買われる訳ではなく、まずは指数(日経平均など)が上がり、それと並行して成長株が物色される・・・と言うストーリーをイメージしています。
 この春からの典型的な動きでしょうか。動きが激し過ぎて付いていくのが大変と言うところが課題ですが、目先の値動きに翻弄されないよう気を付けています。


 株式市場はバブルの要素が増えていますから注意したいところです。リスクが顕在化すれば巻き戻しのスピードは想像を超えると考えています。
 例えば、東シナ海で日米中が(限定的にでも)戦闘状態に入れば資金の流れは一気に逆回転するでしょうし、それ以前に米中の摩擦激化も気になります。
 そして資金退避となれば、どんなにでも割安でも全て売られます。90年代初頭のバブル崩壊やリーマンショック前後の下落と同じように。

 こんなことをツラツラ考えながら、当面は規制緩和に関連するDX銘柄や中国市場の景気回復から恩恵を受ける銘柄に(少しずつ)投資する今日この頃です(苦笑)。

 夏頃から時々書いていますIT系の銘柄に加えて、DXで利用が増える半導体やEV車向けの電子部品、通信用機器などで伸びそうな銘柄もチェックしています。加賀電子や萩原電気なども候補の一部としてみていますが、ちょっとした業績の変化で大きく変動するため投資は慌てず、と言う具合です。


 余談ですが、SREHD(2980)は不動産DX銘柄の一つとみていて、12月に市場変更の承認が下りそうと考えていますが、この手の銘柄は買って良いのか?何方か新興銘柄に詳しい方に教えていただきたいです。


(街のコンサルタント)


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