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有料メルマガライブラリから(355)「株価の好調をどう生かすか」

2020/10/27 00:23 投稿

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「株価の好調をどう生かすか」
 (有料メルマガ第454回・2017/10/17配信号)


※2017年10月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 ここ1カ月ほど前にヤフーの掲示板で知り合った投資家さんと投資の話をして自分の投資スタイルを変えたいと考えて行動を始めました。

 私は会社を辞めてから、住宅ローンを完済し、最初に買ったワンルームの借入も会社を辞める前に完済していたので、アベノミクスがスタートした時は投資額が減っていましたがアベノミクスのおかげで株式への投資資金は2.5倍ほどに増加しました。

 年金スタイルで投資を続けて来て、配当は生活費に使って、元本だけを株式市場に投下したままでリスクを取って含み益を増やしてきたわけです。

 アベノミクスが始まってからも毎年1回や2回の暴落があり、そのたびに、その年の含み益が消し飛ぶようなダメージを受けてきました。去年は運用額が一時的に3000万円以上減り、東日本大震災並みのダメージでした。トランプ大統領が当選してからプラスに転じましたが、精神的にはかなり辛かったです。

 今年は一度も大きな下落が無く、ついに日経平均225が20年ぶりの高値ですが、年末まで好調が続く可能性が70%、いままで下落が無かったので30%ほど下落する可能性があると考えていました。もし調整するなら大きな下落になると考えて対応を模索してきました。

 知りあった投資家さんは、昔は1億円以上投資していましたが、私と同じ年齢で、まだ頼まれて仕事を続けているので、年間投資額は2000万円くらいに減らし、その代り毎年運用額を2倍以上、つまり年間2000万円以上の売却益を確保している短期投資の達人でした。3か月ごとに25%から30%上がったら利喰いするスタイルです。

 銘柄選択シートを見せてもらいましたが、利喰いしてからもかなり上昇しています。しかし欲張らずに利食いを行い、資金の回転を速めて確実に利益を取るスタイルで3ヶ月ごとに投資銘柄の選択に注力しています。短期間に大量の決算発表を確認し、瞬時に投資対象を見極める銘柄選択眼が必要なので、かなり難しい投資手法だとも感じています。ただリスク額が小さく、利益は大きいです。

 2000万円×5年=1億円の利益です。

 私は年金スタイルで株に投資すると決めていたので資金は98%以上を株に投資したままにしてきましたが、短期投資の達人と同じくらいの利益です。

 短期投資の達人は配当を取らずにキャピタル・ゲインを取る手法なので、私のほうが配当+優待分と、キャピタル・ゲイン税が少ない分だけ資産の増加がわずかに大きいのですが、もし利喰いすると一気にキャピタル・ゲイン税の20%が減るので、実際には投資リスクは5倍以上で、利益は同じです。

 リスクとリターンを考えたら、投資額が少なく、利益が大きいので、短期投資の達人の投資スタイルのほうが私には理想的です。

 リスクヘッジの手法として先物やオプションも検討しています。その勉強の中で気が付いたことは、歳を取るとお金を有効に使える期限が75歳くらいまでになり、本人にとってはお金の効用が減って行く(=お金を有効に使える時間が少なくなるので、お金の自分で使う効用が減っていってしまうという意味です)ので、オプションの期限による価値減少とよく似ていると感じました。

 75歳になると、いくらお金を持っていても若いころのように海外旅行を楽しんだり、山登りやスポートで楽しむ機会も、美味しいものをたっぷり食べて楽しむことも難しくなります。だからお金があっても使えなくなっていきます。

 だから健康で楽しめる限界の年齢に近くなった63歳の私にとっては、リスクを市場にさらす金額が少ない分で、短期投資の達人の投資スタイルのほうが向いていると感じました。

 ただ全ての資金を短期投資に向けるのは無理があります。
 中長期投資に向いており、5年から10年で株価が5倍にも10倍にも増えそうな、技術力も、事業内容も、持っている資産の価値も大きな夢のある企業も多いからです。

 良いとこ取りをしていこうと考えています。
 その為に20年ぶりの日本株の高値を利用して、利益分をキャッシュに変えて、株として残すのは中長期投資に向いている企業を中心に増やしたいと考えています。ただ売りたくない企業の株が多すぎて四苦八苦しています。

 そして含み益が株価の半分以上になっている株も多いので、まだキャッシュ化の目標から遠いのにキャピタル・ゲイン税が500万円にもなり、税金の重さを痛感する状況です。


【中略】


 私も、株式投資は「運だけでガッポリ稼げる」こともあるけれど、幸運が立て続けに来るとは限らない。嵐が来ても、溺れないように、しっかりとした運用能力を身につけていきたいと思ってやってきました。

 株式投資は短距離競争に一回だけ勝てばいいというアスリートスタイルでは無いと考えていました。私が勝手に『風林火山投資スタイル』と呼んでいる短期投資の達人の投資は管理された水泳のコースでレースの妨げになるようなものは管理者の手で排除されている。そんな恵まれた状態で競うのに似ています。そして各3ヶ月の期間で競って勝ったら、それで今回の大会での競争は終わり。

 次の3ヶ月はまた一から、予選から勝ち上がり3ヶ月の決勝で勝てば終了。次の3ヶ月の大会を目指して頑張る。

 まさにアスリート型の投資対象の企業にこだわらないスタイルです。2倍とか5倍を狙わないので、着実に単打型でコツコツと利益を積み重ねていくので、体力を使い切って溺れることもないと思います。

 ただコースを管理して危険を全て排除するのは投資家自身の責任と努力です。第3者の競技会の主催者がいるわけではありません。そしてスポーツの大会でも地震や、洪水や、原発事故のような天災や人災は襲ってきて被害を受ける可能性はあります。

 短期投資でも同じように天災や人災で暴落が起きることもありえます。つまり短期投資でもリーマン・ショックやユーロ崩壊の危機、東日本大震災と原発事故のような危機に直面すれば、被害を受けることはあるのです。

 ただ持っている金融資産に比べて株への投資額が非常に少ないことから再起は早いです。いま株に投資している資金は減少しても、資産価値の高い、事業価値のある企業の株は、景気回復時には適正な評価を受ける可能性が高く、株価のリバウンドも早いので、下落の大底で新規の資金を投下して、嵐の後の大きなリバウンドを取ることが可能だから優れていると考えています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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