マザーズ市場について、何度か指摘していたが、今回の上昇第三波は大きくなる気配を示しているようだ。
本日(木曜日)1327ポイント(高値)を示現、2018年1月1367.86ポイントを視野に入れた動きになっている。
3月「新型コロナウイルス」感染病による大きな下落相場から、マザーズ市場は1部市場よりいち早く立ち直りを示した。その際には「アンジェス・4563」が市場のリード役となりマザーズ市場を押し上げ、5月初旬までの上昇第一波を作った。
そして、5月中旬から6月後半までは「メドレー」を始めIPO銘柄によって指数を押し上げる動きを示し、第二波を演出し、マザーズ市場もかなり活況な相場を示現した。
その為7月後半までの一か月間は調整。
そして、8月初めから再度上昇相場がスタートした。
その際、2日連続ストップ高を演じたバイオ株の「ジーエヌアイ・2160」がリード役を務めた。そして、IPO銘柄も活躍、指数を押し上げる動きになった。
今度は個人投資家ではなく、機関投資家・外国人投資家なども介在して、1万円台・2万円台・3万円台と大きく銘柄も育っている。資金力がある投資家の参戦により売買代金が膨らんできた(外国人投資家は3週連続の買い越し)。
次に再度、メドレーを始め、同時期に上場した銘柄で「BASE・4477」「HENNGE・4475」が上昇し、マザーズ市場の活況さが目立ち始めた。
10月からは「CYCBER・7779」「農業総合・3541」など三桁株も動意づいている、その他でも、出遅れていた銘柄として「JIGSAW・3914」や「GMOグループ企業」も物色対象にしている。
また、面白い現象として、指数の上昇は目立つが、市場内での動きは、値上がり銘柄数150前後。値下がり銘柄も150前後と均衡を保った展開で推移しており、過熱感を押さえて、尚且つ物色意欲を高める相場を作っている。
菅政権誕生で、デジタル化、IT化を促進。「通信インフラ」を整備し、5Gを推し進めることになるだろう。その際、この通信インフラに関わる企業はマザーズ市場に多く存在する。まさに、マザーズ市場が国策に適したところと見ています。
「通信情報関連」、電子取引促進での「EC関連」、「セキュリティー関連」など今後も注目できる業種と考えております。
今回のマザーズ市場を波動論的に見た場合には、527ポイントから1067ポイント。そして、952ポイントから、先の上昇幅を加算すると1492ポイントになり、2018年1月の高値もあっさり奪回できることになりますが?
ちょっと欲張り計算法です。
(大魔神)
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