足元では米国株の急落で一部ハイテク株の売りに対して、バリュー株の上昇が目立つようになりました。
今回は米国の行き過ぎたIT・ハイテク株が売られた後に狙える銘柄をご紹介します。
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ゼンショHD(7550) [東証一部]
『新商品の投入、持ち帰りが好調』
【事業紹介】
・国内外食事業:
牛丼、うどん、ハンバーグ、回転寿司、コーヒーショップなど、バラエティ豊かな店舗群を展開。
・海外外食産業:
「すき家」のグローバル展開を積極的に進めその国の安全で安心な食のインフラを育てている。
・小売事業:
安全・品質・価格にこだわり抜いたスーパーマーケットチェーンを展開。
・介護事業:
高齢者向け住宅、介護サービスを展開。
【同社の研究開発】
・おいしい食を手軽な価格で提供するため、高品質・収量の増量・安定調達を目指した食材の開発に、ゲノム解析などの最新技術を活用しながら取り組んでいる。
・よりおいしい、栄養価の高い新鮮な食材を提供する為にMMDを進化させる多面的な技術開発を行い、社外研究機関・国家プロジェクトとも連携し新しい視点で研究に取り組んでいる。
・「おいしさ」を生理学的・心理学的・分析化学的に捉え、原材料の選抜や製造加工工程の最適化、商品開発・マーケティングサポートなどの商品価値向上のための技術開発を行っている。
・原材料コスト低減に加えて業態ポートフォリオから、中期的に同業比で高い利益成長が見込める。
・コロナ禍の影響により今期減益を予想するが、来期は過去最高益更新する可能性が高い。
・主力の「すき家」は元々郊外ロードサイド立地中心で、ドライブスルーを有する店舗が多く持ち帰り対応が進んでいる。
・足元は外食セクター内では落ち込み幅は小さい。滞在時間の短い牛丼業態は 相対的に優位であり今後景気低迷した場合にも低価格業態である点は強みとなる可能性が高い。
【決算】
21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は81.3億円の赤字(前年同期は40.8億円の黒字)に転落した。同時に非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比62.8%減の73.9億円に落ち込む見通し。
上期(4-9月期)は36.3億円の赤字(前年同期は128億円の黒字)に転落する見通し。
直近出た8月の月次売り上げは98.9%だが、客単価は103.4%と今上期は102.%で順調に推移している。
株価は7月末を直近安値とし、一本調子の戻りを見せコロナショック以前までの水準に回復。今後も2018年の高値3000円程度を目指していくだろう。
(あすなろ産業調査部 藤井勝行)
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