梅雨明けが間近だというのに世の中はコロナ感染の広がりでまたもや自粛ムード。全国では600名もの新たな感染者が見つかり、再び警戒する声が各方面で上がっている。
長期化するコロナ感染の広がりの中で日本の株式相場は過剰流動性相場が展開されつつ昨今ではありますが、この場合のポイントは流動性とコロナ禍をはねのけるビジネスモデルと時流性、材料性だろうと思われます。
前回の感染拡大時のコロナの恐怖感は有名人の死によってもたらされましたが、今回の感染者数拡大は確かに懸念はあっても感染者が20歳代、30歳代の若年層が中心で症状のない感染者が多くを占め、集中治療室や呼吸器の必要な感染者、患者は限られており重症者がほとんど増えておらず、死亡者もゼロの状態が見られ過剰な心配をすべきではないとの意見も出ているようです。
それでも将来の重症者が増える可能性や死亡率の高い高齢者への感染拡大が仮に起きればおそらく一気にムードは変わることになります。
どちらかと言うと筆者も60歳を超えており、そうした心配をしながらできるだけ外出を控えたいと考えている次第です。
22日から予定されていたGoToキャンペーンが東京発着が除外されたことで期待していた地方の観光地にはまた落胆と今後の生活崩壊の懸念が起きることが考えられ、意外に早くやってきた感染第2波が景気にもたらす影響が投資家心理にも波及するとの見方も出そうで、この点が全体相場の上値の重さとなっていると考えられます。
日本の景気・経済へのマイナスの影響を考えればこうしたコロナの感染への過剰な反応をすべきではないとの見方もできるが、相変わらずメディアでは東京都の感染者数が連日300名近くになって、この先もまだまだ拡大するとの報道で私たちを洗脳するものですから、結果として経済は二の次で、感染防止に向けて地方への旅行は控えるようにとの意識を植え付けてしまった感があります。
コロナPCR検査数の増加とともに一定の割合で見つかる陽性者数は検査数増に連動して増加する理屈がわかれば恐怖心は薄れる筈で、しかも重症者数が4月末の累計328名から7月16日時点で39名まで減少。新規の1日の重症者数も1,2名に留まっていることから医療崩壊には至っていない。
全国で600名、都内で300名近い新規の感染者数への対応が当面の課題と言えるが、これは空室の目立つホテル業界とのタイアップなどで凌げる筈。医療現場ではむしろ新型コロナ以外の風邪など他の病気で病院を訪れる患者数が減っているのではないかと見られ、こうした混乱こそが病院経営にとって問題となっているものと推察されます。
一部の病院では看護士さんの大量退職が話題となっていますが、コロナ禍がもたらした皮肉な現象と言えます。
コロナ禍に対応して最大の努力を払ってきた医療従事者の皆さんへの感謝を忘れず、今後の感染者数拡大にも冷静な対応をして頂き、更には死亡率の高い高齢者への感染を防いでもらうには1病院だけの問題ではなく国ぐるみでの対応が求められます。
ましてやボーナス支給など当然かと言えます。
感染第2波のピークはまだ先なのかも知れませんが、第2弾の緊急事態宣言には至らないという前提でこれからの長期的なライフスタイルを構築していく潮流がやってきています。
今後のことはわかりませんが、用心はしても過剰に反応する必要はないとは思います。引き続きお互いに気をつけて生活することに致しましょう。
こうした最中ではありますが今月23日(木)には億の近道読者様向けのセミナーが東京で開催されます。山本さんとともに講師を務めます私も完全防備して臨む予定です。
会場にお見えの方はかなり限定されるようですが、宜しくお願い申し上げます。当日はオンラインでも内容が流れるようで、多くの皆様の閲覧も宜しくお願いします。
コロナ禍に負けず、予期せぬ自然災害にも負けず、いつか突然やってくるだろう予期せぬ下げ相場にも負けず、どんな出来事にも負けないで投資スタンス、投資の考え方など直近IPO銘柄動向や相場潮流などを交えてお話させて頂きますので宜しくお願いします。
(炎)
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