*約1600字・完読サクッと約3分
【まえがき】
あすなろ投資顧問代表の大石やすしです。
以前こちらで取り上げたサイバーセキュリティクラウドは1カ月で4倍超の上昇劇を見せてくれました。あの単価であの買われ方は大小様々な資金が出入りした模様、S高とS安を行き来したりと凄かった。時流に乗った銘柄の強さは凄まじいですね。これからも頑張ります。
今日のキーワード【DX】
このデジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉はすでに耳にしていると思いますが一応おさらいしておくと、2004年にエリック・ストルターマン教授が「進化していくテクノロジーが人々の生活を豊かにしていく」と提言した事で生まれた言葉ですね。
今では株探人気テーマランキングに名を連ねるほどメジャーになったこのキーワードこそ、コロナウイルスに経済の側面で人類が勝つための重要なウエポンだと考えます。
つまり市場規模拡大の可能性が最も高いと推測できます。
すでに経産省が後押しする国策関連に昇格、同省の試算ではDX化が実現すればこの10年でGDP130兆円の押し上げが期待できるとしています。
【利便性向上からソリューションへ】
ビジネスにおいてスケールしやすいのが「問題解決」。つまりソリューションビジネスですがDXはそこへ見事にはまった形と言えそうです。
と言うのも、ビフォーコロナでは「技術革新で世界をリードし国民の生活を豊かにする」という利便性向上的メッセージでしたが、今は「経済活動修復に選択肢無し」的なたたみ五畳圏内のローカルなものへ。つまり「広げよう」ではなく「広げなきゃ」に。
これは不本意ながらコロナがもたらした唯一の効能と言わざるを得ません。
分かりやすい例をお話します。というより一発で腑に落ちる質問があります。
「マイナンバーカードお持ちですか?」
給付金申請の際「やっとけばよかったー」となった方とても多いのではないでしょうか?(私は作っていたのでサクッと家族5人分申請できました。意外と!?よくできたシステムでしたよ。)
これは作ってない方が面倒くさがりなのではなくて人間の習性の話。
「利便性向上」より「問題解決」の方が‘動きやすい’のです。そして共通項として自身の生活にリアルに直撃したときに始めて動くもの。それがメリットになる事であれば尚更です。
【腑に落ちて一挙に拡大か!?】
アフターコロナにおけるDX普及はまさにこの「マイナバーカード現象」と似ていて、これまでなくても生活できていたから後回しになっていた【DX】が、コロナによってそうも言ってられない状況になり【これを機に】導入する個人・企業・組織が拡大。私見ではこのマインドがこのまま垂れなければ当初の計画より巻きで数字に寄与するのでは?と考えています。
となれば多くの投資家が二番底待ちしている間に、関連銘柄をおさらいしておきましょう。
【関連銘柄は多様】
ソフトウェアサービスの「ピー・シー・エー」「ラクス」「オービック」「コムチュア」「システナ」「テラスカイ」などいわゆるSaaSとかクラウド関連の銘柄群がメイン。
キャッシュレスでは「TIS」・チャットボットの「AIクロス」・コンサルの「ベイカレント」・ロボティクスの「RPAHD」・ドローンの「アクモス」などなど・・・
医療システムの「ソフトマックス」も注目したい。
「メドレー」は急騰した後4月20日に高値つけてからがっつり売り込まれてきましたが、再度インするタイミングを皆が計ってる様子。
【あとがき】
「自粛」と言うキーワードに執着しすぎて、このままでは「コロナウイルス」にも「経済」にも人類が脅かされてしまいます。
≪株式投資界隈の住民≫は、自粛しながらも経済活動に寄与できる素晴らしい性質を持っています。
これは我々にしかできない我々だけが出来る事。
コロナに負けず株式投資で経済を支えていきましょう。
それでは今日も新たな億トレが生まれることを祈って。
(あすなろ産業調査部 大石やすし)
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