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安月給でこき使われる人生を歩まないために

2020/03/15 02:16 投稿

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 億近読者の皆様、こんにちは。
 お金の教育特化のFP、遠藤功二と申します。


 私は、家庭でできるお子様向けの金融教育の方法について、連載しております。
 本日が、3回目の寄稿となります。


 お金の教養は、生きる力として不可欠な時代です。

 日本国内で定められている「金融リテラシーマップ」では、小学生の時に生活設計をする力として以下のことを身につけて欲しいと書かれています。
(以下、「」内は引用箇所)

「働くことを通してお金を得ることおよび将来を考え金銭を計画的に使うことの大切さを理解し、貯蓄する態度を身に付ける」

(出典)知るぽると 金融リテラシーマップ
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy/


■働くことを通してお金を得ること


 小学生の本業は学業です。

 小学生が働くことを通して、お金を得ることを学ぶためには、家庭での大人たちの協力と工夫が必要です。


■家庭でのお仕事を通してお金を得ることを学ぶ


 第1回目のメルマガでも申し上げました通り、家庭でお仕事とお金の関係について学ぶなら、まずは、1つのお仕事(お手伝い)をしたらお金を渡すといった、日雇い型から始めるのが基本です。

 雑なお仕事だったら、お金を渡さなくて構いません。

 お金をもらうお仕事は、完璧に仕事をするという癖を、子供の時から身につけてもらいましょう。

 余談ですが、私は、定食屋さんなどで、お茶碗のフチにご飯をこびりつけて出すお店が信じられません。

 お客さんに出すご飯は、綺麗に盛り付けるべきだと考えています。
 どういうOJTをしているのだろうと疑問に思います。

 このような、神経質な客もいますので、仕事は完璧にしなければならないのです。

 逆に、ボランティアの奉仕の方々がされているお仕事に、文句をつける人は少ないでしょう。


 話題を家庭のお仕事に戻します。

 お仕事を定期的に完璧にこなせるようになってきたら、お小遣いを、週給や月給の固定給に変えていきます。

 信頼を得れば、収入も安定することを教えていきましょう。


■給与交渉


 子供は成長していきます。

 ゲームソフトなど、欲しい物も増えてくるでしょう。
 お小遣いの金額を上げることは必要になってきます。

 ただ、その際は子供から交渉をするように促しましょう。

 子供の給与交渉は社会の仕組みを伝える大チャンスです。

 お小遣いの金額を上げるわけですから、もちろん、子供も仕事の質を高めるか、仕事の量を増やして貰わないと道理が通りません。


 私の家庭では、子供に
「布団の上げ下ろし」1回で10円、
「お皿の片付け」1回で10円、
のお小遣いをあげています。
(お皿の片付けは、レストランごっこ的にやると楽しくなります)

 息子が
「もっとお小遣いを増やしたい」

と言ってきたので、


「自分でどうやったらお小遣いが上がるか提案しなよ。」
と促しました。

 ただ、単価の安い仕事ばかりでは、きつくなってくる割りに、なかなかお金が増えません。

 子供もなかなかアイデアが思いつかないようなので、

 私の方から

「トイレ掃除したら?」

と聞きました。

 そうすると子供は、

「それはきついでしょ!お小遣いいっぱい貰わないと!」

と自然と給与交渉をしてきました。


 ここで面白かったのが、そのあと子供が

「トイレ掃除なら15円は貰わないと合わないよ。」

言ってきたことです。

 トイレ掃除15円は、安すぎます。

 息子は、ベースの給与が10円なので、15円でも大きいと思ったようです。


 これは大人の世界で考えたら怖いことです。
 年収が300万円の人は、年収を一気に1000万円クラスに上げる交渉ができるでしょうか。

 せいぜい400万円に上げる交渉をするのがやっとだと思います。

 自分の定規だけで収入を図ると安月給でいいように使われているかもしれません。


 大人の世界でも収入を増やす方法は量か質です。

 副業などをして、収入源を量で増やしていくか、高給で仕事を依頼される質の高いスキルを身につけるか、です。
 安い副業を増やしても、身も心も削られるだけでなかなか豊かになりません。

 やはり質を高めることが最優先です。
 給与交渉をするのであれば、高いスキルがないと話になりません。


 もしあなたのお子様が、お小遣い交渉をしてきたら、それは、質やスキルを学んでもらうチャンスです。

 親が
「〇〇ちゃん、お小遣いもっと上げるからもっと手伝って。」

と言ってしまうくらいお子様が、家庭での仕事を覚えたら、あなたのお子様はご立派です。
 そのような、親から頼られる状態であれば、外の世界でもお仕事を完璧にできるはずです。


 あなたは、お子さんがきつい割に安月給で搾取される人生を送って欲しいでしょうか?

 そうならないようにするために、家庭でのお仕事体験を通して、仕事の質と交渉の考え方を、育みましょう。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

 大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
 証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。
 FP資格やMBAをとっても、会社にお金で縛られていたら何もできない。「お金のためだけに働くつまらない生き方を他の人たちにはさせたくない。」という志をもち、お金が原因で不幸になる人を少しでも減らすべく、教育特化のFPとして奔走中。
web:https://fpkun.com
メルマガ:https://mailseminar.fpkun.com/


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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