今回の題は、「問題点はズレている」。
最近やっているコンサルティングの案件でも再度認識したことをご紹介しようと思います。
ご相談者としては、ご自身の保有している日本株式の個別銘柄のことが昔から気になっているようで、これを整理してより効率的なポートフォリオに組み替えることを強く希望しています。
確かに、個別の銘柄を見ると同じメルマガ執筆者の方々のようなしっかりと検討されたポートフォリオではなく、証券会社が勧めたりご自身で購入されたようなポートフォリオになっていました。
しかし、ライフプラン全体を俯瞰した上での今回の相談者の問題点は土地や株式を含めた資産を、どのように効率的に次世代の方々に資産承継していくかということが、今回の相談のテーマのように見受けました。
そのためには、個別株式のポートフォリオを見直してより効率的にすることは当然必要ですが、その運用名義を誰にするかということもより重要な検討が必要になってきます。
このように、相談者のお話を聞いていて、ご本人が課題や問題だと思われていることとコンサルタントの我々が話を聞いていて、課題や問題だと思われることが異なることは本当に多いものです。
おそらく、他の職種のコンサルティングも、そのようなケースが多いのではないかと思いますが、次に難しいのは、そのコンサルタントが認識する課題や問題を、どのようにクライアントと共有化し一緒に取り組んでいくかということです。
クライアント自身は、コンサルタントが認識する課題や問題点を、相談時点では課題や問題点だと思っていないので、その認識を擦り合わせる必要があります。
ここら辺は、コミニュケーションの取り方になってくるのだと思いますが、小屋自身がどうするかといえば、まずはクライアント自身が当初ご自身で課題や問題だと思われていることを、しっかりと解決してあげる提案をすることが必要です。
今回のケースであれば、個別株式のポートフォリオをしっかりと分析して、より効率的なポートフォリオを検討するということになります。
そのうえで、それを解決したうえでも残る課題として、コンサルタントが本当の課題だと思う事柄を取り上げて、顧客の抱えていた課題を解消したうえでも、課題があるということに気づいてもらう。
というようなプロセスを踏みます。
そのようなプロセスとコミュニケーションを通じて、顧客が抱える真の課題に気づいてもらってそれをクライアントと一緒に解決していくような提案をしていく事が良いのではないかと思っています。
その意味で、ぜひ皆さんも一度資産コンサルティングを受けていただくのも新しい課題の発見につながってよいのではないかと思います。
無料での資産運用の相談は下記で受け付けていますので、ぜひ興味のある方はどうぞ。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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