小屋です。2020年もよろしくお願い致します。
お正月は、ある程度まとまって本を読んだりしていました。
中でも、読み直しをしていた本で皆さんにご紹介したいと思ったのは
新しい時代のお金の教科書
山口 揚平(著)
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です。
この本の中では、お金の持つ要素
1.信用
2.汎用
お金の価値=使っている人の数×発行している母体の信用
という事に触れたうえで、そのお金の将来の形まで推論しています。
現在のお金は国(中央銀行)が発行する法定通貨であるとすれば今後のお金は
・代替通貨(無国籍通貨)
・時間主義経済
・記帳主義経済
・信用主義経済
に移行していくだろうと推測しています。
簡単に解説すると以下の通りになりますが、詳細が知りたい方はぜひ本をお読みください。
・代替通貨(無国籍通貨)
ビットコインに代表されるような仮想通貨、無国籍通貨が出てくるとは思われる。しかし、仮想通貨では信用の担保が難しいために、それほど長続きするものとは思われない・
・時間主義経済
個人の信用をベースとして、信用を外部化するのがその人の「時間」となる。
社会的な欲求を満たすのは、「モノ」ではなく「コト」であって、それは人の使う時間と密度に依存する。
・記帳主義経済
ブロックチェーン技術などをベースに、一人一人の取引がデジタル台帳に記帳されて、それがすべての人に共有化される(そこにお金は介在しない)。
したがって、だましたり隠したりすることが困難となり、一人一人が価値を生み出し信用を構築していくことが必要となる。
また、個々人の価値観は異なるために、個人のモノの台帳は見る人によって価値が変化するということにもなっていく。
・信用主義経済
最終的には、個人の信用で「モノ」も「コト」も取引して満たしていくのが信用主義経済です。
ある意味で個人の信用が全てという世界になります。
私の理解では、今後の社会ではより「個人」の信用が重要になってくるという事だと思います。
現在私自身も、「お金」に携わる仕事をしていながら、「お金」の重要性が年々薄れてきていることを強く感じます。
今後皆さんが生活していく中でも、こうした個人の信用により焦点を当てて活動していくことが将来の「お金」もち、ならぬ「信用」持ちにつながって行くのではないかと思います。
2020年も皆さん「信用」を大事に活動していきましょう!
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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