年後半の株式市場は、やはり外国人投資家の独り舞台であったようです。
今も本日発表の投資家別売買動向でも、外国人投資家が小幅ながらも買い越しになっていました。8月、3度にわたる下値確認(20100円台)を経て8月末から反転上昇に転じた時から外国人投資家の買い越しが始まりました。そして、今に至っているわけです。
この12月SQの時に日経平均は年初来高値を更新、24050円を示現した。その上昇幅は約4000円弱と大きく跳ね上がりました。
このような相場を演じることができるのは、外国人投資家だけ。
毎回、このコラムでも指摘してきたが、外国人投資家に付くことが重要だということです。
外国人投資家が買い越しの姿勢になると、必ず「個人投資家」は売り越し姿勢を取る。不思議なことですが、このスタイルは15年前から変わりないことです。超寂しい現実です。
そして、利益を上げている投資家は誰かと言えば、外国人投資家です。
その意味で、今の株式市場を展望する時、依然と外国人投資家が買い越し姿勢を続けているならば、その姿勢に習い、買い方姿勢を取りたいと思います。
今、東証で発表されている報告書は1週間遅れですが、十分判断材料になります。
毎週木曜日(連休など祝日がある場合は金曜日になることもある)の16時前後に発表されるので、東証のホームページを閲覧して下さい。
さて、株式市場もあと数日。
本年、皆さん様におかれてはどのような株式市場であったでしょうか?
私個人では「米中貿易摩擦」が大きなポイントであったよう思えます。
特に「トランプ大統領のツイッター」に振り回された1年間でした。
結果的には合意はされませんが、双方落ち着きどころを見出して終了したようです。
ただ、海外株式市場に比べて東京市場の戻りは鈍く、「消費税増税」が足かせになっていた。今でも消費に際してはその影響があるので、消費動向はチェックしたいです。寂しい状況です。
しかし、安倍政権はこの12月に13兆円規模の景気対策を打ち出し、その対策効果は年明け後になると考えられる。その他でも企業の内部留保の資金を出させる為の法律も作成(企業投資をする際に税金を免除する法案)、世の中に資金流入させる為の方策も出したことで、海外投資家も評価しているようです。ちょっと楽しみ。
ここで、年末、年始の株式市場について、経験則ですが、年末株高だと年初株安から始まることも多く、大納会までの動きは重要です。
また、気掛かりなことは、株式市場の天敵、「金価格が上昇」ちょっと怖いです。
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(大魔神)
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