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市場潮流

2019/12/24 22:35 投稿

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 今週(12月16~20日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で206円47銭下落し(率にして0.9%の下落)、2万3816円63銭で取引を終えました。4週ぶりの下落です。

 日経平均株価が前週末に急伸したことで、週初の16日(月)は利益確定売りに押され、3営業日ぶりに反落。しかし、翌17日(火)は前日の米国株式市場で主要3指数が最高値を更新したことを好感し、日経平均株価は年初来高値を更新。2018年10月以来の高値をつけました。ただ、18日(水)以降は、さすがに高値警戒感が浮上。利益確定売りが優勢となり、20日(金)まで3日続落して終わりました。


 今週の日経500種平均株価の採用銘柄の値上がり率首位は日立化成(4217)でした。昭和電工(4004)が12月18日(水)、日立(6501)の子会社である日立化成をTOB(株式公開買い付け)により買収すると発表。買い付け価格が直近の株価水準を上回っていたため、日立化成の株価が上昇しました。

 来年2020年も、こうした「親子上場の解消」関連は、重要な投資テーマになるものと思われます。


 来週は、市場参加者が一段と少なくなります。
 積極的な売買は手控えられると見込まれますが、月末にかけて発表される経済指標が改善を示せば、世界景気の底入れ機運がさらに高まり、株価の意外高も考えられます。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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