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有料メルマガライブラリから(313)「勝ち易きに勝つのが良い戦い方だ」

2019/11/06 22:13 投稿

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「勝ち易きに勝つのが良い戦い方だ」=
 (有料メルマガ第283回・2014/06/24配信号)


※注 2014年6月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 生活費の不安がない状況で株式投資を行うことは精神的な余裕を持って戦えることを意味しており、戦いに勝ち易い状況であると考えられます。

 株で稼がないと生活できないという追い詰められた精神状態では、踏みとどまるべき時に踏ん張りがきかず、せっかくのチャンスに株をホールドすることが出来ずに、損失を確定してしまう羽目に追い込まれる可能性も高くなります。

 最近、私がサラリーマンを辞めた時代と同じように、株で億の資金を作って喜び勇んで専業投資家になる投資家さんが増えてきました。株で大勝ちできた能力は素晴らしいことだと思います。

 しかし私と同じ時期に株で大きな資金を作って喜び勇んで専業投資家に転身した人々の、その後の状況を見ていると、それほど華々しく活躍できている人は少ないようにも感じます。相場はどんなに才能のある人にとっても厳しいものであるということを痛感させられます。

 私は『株式投資で稼げたのは私の投資能力が高かったわけではなく<運も実力のうち>ということもあるが、私にとっては<運が実力のすべてだ>』と考えていた人間です。
 『株で稼げたのは運が良かったからであり、自分の投資の能力のためではない』と分析していたので、投資以外で安定収入を得る方法を常に考えて、見つかると実行してきました。

 私は51歳でサラリーマンを辞めましたが、それまでに公的年金ばかりではなく、私設年金にも投資していました。

 どんなに株式市場の環境が良くて、全額株式に再投資したほうが有利だと感じていても、投資環境はいつ大きく激変するか分からないので安全策も取ってきたわけです。

 私がいつも考えているのは、51歳までしかサラリーマンを続けられなかったのは、ちょっと残念だった。サラリーマンを定年まで勤め上げた人は人生の勝利者だ。そのように考えています。サラリーマンを60歳まで続けることが出来た人は年金長者になっている可能性が高いからです。

 ただ私がサラリーマンを辞めたのは自分の決断であり、公的年金としては厚生年金から国民年金に切り替えて払い込みは続けたし、私設年金も拡充しました。特に株式投資で大きく利益を上げられたときは、私設年金の掛け金を一括で前払いしてきありして年金の獲得額を増やすような努力をしてきました。

 株など投資のおかげでサラリーマンを辞めた後も生き抜くことができたわけで、私にとって投資、特に株式投資は希望でした。いまでも希望でありつづけており、感謝しても感謝したりない存在です。

 しかしすでに株三昧の生活に入り早やくも9年目に入りました。寝ては株、覚めては株という株ジャンキーとしての生活を続けてきて、旅行に出ても株価の動きが気になるという末期的な禁断症状がでるようになってからも、すでに長い時間がたちました。

【中略】

 数か月間の豪華客船の旅なんて、まず不可能な感じです。3泊4日の国内旅行さえ禁断症状で震えます。妻は鬼無里とか栂池とか玉川温泉とか山や秘境をトレッキングする旅行が好きなので、携帯電話の電波も届かず、株価は確認できないし、日経新聞も手に入らない場所が多いです。

 玉川温泉の売店で日経新聞を買えた時は、うれしくて震えました。情けないやら笑えるやらで、これじゃ~老後をエンジョイできないと考えて、株ジャンキー生活から抜け出すための自己努力を続けて行きたいと思っています。

 でも、つくづく思うのですが『サラリーマンが企業の奴隷なら専業投資家は相場の奴隷です』ということです。

 企業と相場市場、どちらのご主人様が奴隷にやさしいかと尋ねれば、企業というご主人様のほうが法律もあって、それなりに奴隷に気を使ってくれてくれるので、良いご主人様だと感じます。

 『サラリーマンがつらいから会社を辞めて専業投資家になります。』というのは例えて言えば『体が弱いのでサラリーマンを辞めて、K1の選手になります。』というのと同じくらい危険な選択だと、いまでは非常に強く感じています。

【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)



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