参院選挙が済んで早や1ヶ月。
先月の参院選では応援していた(日本維新の会)音喜多氏と柳ケ瀬氏が揃ってギリギリで当確ラインに滑り込みましたが、ヒヤヒヤしました。
都議会の(腐り切った)既得権に対抗していた両氏の国会での活躍が楽しみです。東京都は世界トップクラスの規模を持つ大型地方自治体であり、故にその予算規模からも議会と行政の癒着・腐敗の額もトップクラスです。
メルマガでは選挙期間中は候補者名を出すのを控えていましたが、これからは機会があれば応援したいと考えています。
今回の参院選での低投票率の背景は、限りなく頼りない野党の実態でしょうか。
振り返えれば、野党第一党であった民主党のメンバーは2012年の衆院選挙惨敗後に民主党の名称では国民のイメージが悪すぎるからと、政党名を「民進党」に変更しただけで党内改革も出来ぬままに、今度は小池都知事の人気にあやかろうと「希望の党」に大挙して押し寄せるなど、反省もビジョンも無いまま議員バッジ維持のためだけに奔走した情けない過去があります。
迷走の挙句、安全保障政策などでの思想の違いにより小池都知事に袖にされたメンバーは「立憲民主党」を立ち上げ(苦笑)、希望の党に鞍替えしたメンバーも「小池ブーム」の終焉とともに、不透明な経過を経て「国民民主党」を立ち上げました。
国家運営に関する理念や思想無きままに2つの野党に分かれただけですから、これでは有権者には単なる政治ゴッコにしか見えません。結果として無党派層からも「両方とも何を訴えたいのか分からん。」ということで得票率が落ちたのでしょう。
与党一強でも改革が進まず、それを監視・対抗するはずの主要野党が思想的にも態勢的にも烏合の衆に成り下がっているのですから政治には期待出来ません。せいぜいトランプ大統領に媚を売るのがやっと・・・。
つまり、今のところ安倍政権で良かった・・・と言うことでしょうか。
日本の政治も情けないですが世界の政治はもっと混乱しており、金融市場では超低金利の影響により巨額な投機資金が跋扈し、世界中の市場が博打場になってきました。
半年ほど前に「世界的に金利が下がり易くなってきた」と書きましたが、米国10年債利回りでみると、僅か半年間で(約2.7%→1.6%へと)1%以上も下がりました。これは予想以上の下がり方です。
それ程急に米国経済の鈍化懸念が出てきたと言う理屈ですが、一方でジャブジャブとなっている投機資金の動きも気になるところです。行き過ぎることが多々ありますので注意が必要です。
日本はもちろんの事、欧州主要国の市場金利がマイナス圏に入り、あのイタリアとギリシャでさえ1.5%と2.0%です。新興国投資の代表であるインドネシア、メキシコ、ブラジルが7%台前半、トルコも(昨年は一時20%を越えていましたが)既に14%台まで落ちてきました。
世界中の余剰資金が金利を求めて彷徨っています。
最近は、どこまでも金利が下がっていくような話を聴くようになりましたが、米国ですらゼロ金利になるのか?確かに貿易戦争が激化すれば可能性はありますが、いずれにしても大統領選の支持率次第で方針が変わるのですから・・・、何とも理解不能の市場になってきました。
それにしても先週からニュースになっている高速道路での煽り運転事件は酷いです。
これはもう単純な傷害罪などでは無く、意図的な危険運転(=殺人未遂行為)を立て続けに実行したのですから、3件併せて最低でも懲役50年以上の実刑でいいのでは無いでしょうか?もし軽い刑罰で釈放したら同じことを繰り返しそうで、次はもっと酷い犯罪に繋がると感じます。
飲酒運転などへの罰則も同様に厳罰で処すべきです。
急ぐべき仕事(立法)案件は沢山あり、与野党ともに政治ゴッコをしている間にも着々と被害者が増えています。役に立たない政治パフォーマンスは後回しにして、本気で国民のための仕事をして欲しい。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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