■連載 「運が実力のすべて その4」 by 石川凛

■誰でもこすれば簡単に望みの叶う『魔法のランプ』をお教えしましょう■


 神田昌典氏の著書「非常識な成功法則」フォレスト出版刊もすごい本です。
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たった1300円のこの本を買って、資産を5億円とか10億円作ることができるのだから、本当にお買い得だと思うのです。ぜひみなさんも書店に直行して下さい。私がご紹介できるのは、ほんのさわりの一部分だけです。

 そして私の能力の限界、理解できるところまでです。お釈迦様が弟子にした説教につき、他の信者がある弟子に尋ねたところ「私の理解するところによれば、お釈迦様はこうおっしゃったと思います。」とその弟子は答えたといいます。そうです、誰もがその能力の範囲内でしかものを理解することができないのです。ですからみなさんも自分で素晴らしい教えの元を学ばないとならないのです。

 とはいえ、この素晴らしい教えを、ご紹介し世の中に広めるお役にたてれば素晴らしいことです。そして自分がお金持ち、成功者になれれば、さらに素晴らしいことだと思います。

 この本には成功するためのノウハウが詰まっています。多くの成功者が自分で実践しながら、それこそが成功の秘訣だと気が付かなかった、ほんの些細な習慣を、みごとに解き明かしてくれたのです。

 神田昌典氏も『成功する』ことは学歴にも、能力にも、人脈にも、資金にも関係ないと言い切っています。誰にでもできる、ある簡単なことを実行すると、不思議なことに望みが実現するというシンプルな手法なのです。神田氏が言うように『実践した人だけが、次から次へと夢を実現していく「魔法のランプ」』が嘘でも誇張でもなく、存在するのです。

 じつは私も知らず知らずのうちにその『魔法のランプ』をこすっていました。だから神田氏がその手法を解説した本を読んで「そうか!」と思ったわけです。チルチル・ミチルではないですけれど『幸せの青い鳥』は自分の手の中にあったのです。
 でも使用することを知らなかっただけです。私はその『魔法のランプ』をこすって、ワンルームマンション9室所有を達成しました。21年前、結婚したときに、結婚式と新婚旅行のために貯蓄を使い果たし、結婚式のお祝い金の残り40万円しか持っていなかった人間が、たった21年間で自宅、ワンルームマンション9室(中古ですけど。笑い)実質金融資産(金融資産―借金)年収の3年分を達成しました。

 ここでちょっと本筋を外れますが、1億円だけでは経済的独立は完成しません。なぜなら、いま1億円を定期預金に預けても、年間3万程度の利息しか生みません。いつハイパーインフレが起きるか分からない時代に金利がほんのちょっと高いだけの5年定期なんてする気にもなりませんよね。もし5年定期で運用したとしても15万円の利息にしかなりません。つまり上手く1億円を運用しないと、生活資金を稼ぎだすことはできないのです。卵(利息)は食べても鶏(元本)を食べる気にはなれません。だから私は中古ワンルームマンションと株式で資産運用をしています。

 ちょっと横道にそれてしまいました。あまりじらさず『魔法のランプ』をお教えしましょう。それは望みを『紙に書くこと』です。そうです自分の望みを『紙に書くだけ』で望みが叶うのです。望みが実現してしまうのです。

 私も去年の3月、転勤で引越しをするとき7年程前に夢を書いた紙(ノート)が出てきたのです。その紙には目標プラン、最低プランとしてワンルームマンションと自宅を取得し、資産から運用益を幾ら生み出すかという、私の夢が書いてあったのです。目標プランは年間収入348万円、最低プランは年間収入288万円でした。いま私はワンルームマンション投資の家賃収入だけで年間372万円稼いでいます。

 神田氏や私ばかりでなく、神田氏の本を読むと、成功した人はみな望みをノートや手帳などの紙に書いているようなのです。簡単でしょう。でもやってみて損はないと思いませんか。何のリスクもないんですよ。紙に書くだけですから。

 ただ書き方には一寸したコツが有るだけです。難しいことでは有りません。紙に書くのは、自分の本当にやりたいことを書くのです。本当にやりたいことが「良い目標」です。うっかり本当に自分が望んでいないことを書いてしまうと、目標が達成しにくくなります。

 たとえば自分で会社の社長をやっていて、「会社の売上を10億にしたい」という望みを持っていると自分は思っていたとします。しかし実際は10億の売上が目標なのではなく、儲かる会社、利益のでる会社にするのが本当の夢だとします。10億の売上があっても赤字会社ではしょうがない。それならば紙には「年間1億円の利益のでる会社にする」というように書かなければいけない、ということです。別に2億の売上でも5億の売上でも1億の利益が出ればいいのですから。

 では自分の本当にやりたいことを見つけ出すにはどうしたらよいでしょうか。それには、まず紙に自分の絶対にやりたくないことを書くのです。やりたくないことをまず書き出して、明確化する。そしてそのあとで、自分のやりたいことを紙に書いていく。やりたくないことを明確化していますから、やりたいことのリストの中に、本当はやりたくないという目標の達成を妨げてしまう要因が紛れ込んでくることがない、というのがミソになります。自分の本当にやりたいこと、潜在的に望んでいる願望を明確にするということです。

 ぜひ神田氏の「非常識な成功法則」をご自分で買って読んでみてください。まだまだノウハウが詰まっています。私は神田氏の教えに従って自分の使命(ミッション)を定めました。そしてミッションを達成するための肩書きも考えました。私の使命は「できるだけ多くのサラリーマンに経済的独立の方法を伝授する。そしてその為に多くの仲間を集める。」というものです。そして私の肩書きは「経済的独立ワクワク!ポーター」です。ちょっといかしているでしょう。(笑い)

 自分へのレッテルのほうが、本当の中身より大切なのです。認めてもらえなければ、どんな才能もないのと同じです。実際に優秀であることより、あいつは優秀だと思われることのほうが大事だということです。私も本当にそのとおりだと思います。自分の本当の「中味」より「評判」の方が大切であり、その「評判」を高める為に、まず肩書きを作り、自分のイメージをデザインするのです。そして肩書きどおりの自分をプロデュースしていくのです。

 なぜ本当にやりたいことを紙に書くだけで、夢が実現してしまうのでしょうか。その理由を私なりに考えてみました。紙に書くことによって、自分の目標、本当にやりたいことが明確化される。紙に書くことと、頭の中で考えることの違いは何か。頭で考えるだけだと、夢の実現を阻む、例の『失敗の記憶、失敗の予感』が出てきます。夢を紙に書くことによって、夢を明確化するという行為が『失敗の記憶、失敗の予感』をブロックしてくれるのではないかと思うのです。そして紙に書いた夢が実現するごとに、成功の記憶が積みあがっていく。紙に書くだけで、まだ実現してもいないのに、実現した気持ち「快」の状態が発生する。ツキの連鎖が始まるのです。

 私は中学生時代、父の指示で自己催眠の訓練を受けたことがあります。受験のためです。マーフィーの成功の法則も読まされました。神田氏も自分自身に催眠術をかけることを勧めています。自分の現実は繰り返される言葉、自分で発する言葉、そして他人が同調する言葉でコントロールされます。

 自己催眠は、潜在意識をプログラミングする方法です。自分の記憶回路を自分の都合がいいように作り直すのです。
 「口ぐせのマジック」でもお話したようにポイントは「繰り返す」ことです。できれば顕在意識のバリアを弱めた上で繰り返す。
 なぜなら顕在意識は過去の失敗のデータに溢れ返っており「それは不可能だ、過去の経験から失敗する」と失敗の予感を導いてしまうからです。いつ繰り返すのがいいかというと、寝起きや寝る前の意識がぼやけているときにやるのが一番効果的です。

 プログラミングの方法は、きわめて簡単です。目標を書いた紙を、夜寝る前にボヤ~と眺めるだけです。そして朝起きたときにまたボヤ~と眺めるのです。それだけです。私が学んだように自己催眠の訓練を受けることもできます。でも神田氏はいいます。「やり方を学ぶ必要があるものを時間をかけて学んでからやるよりは、簡単にできることを、いますぐやったほうがいい。」私も本当にその通りだと思います。みなさんも直ぐ始めてください。

 あと神田氏が教えてくれた、とっておきの方法があります。クリアファイルを買ってその中に紙に書いた目標をファイルします。そのクリアファイルをかばんに入れ、常に持ち歩くのです。毎日毎日、目標を頭の中で意識するのです。さらにちょっと暇になったらファイルを取り出し眺めてみる。すると、ほとんど無意識に、目標を達成するためにはどうしたらいいか、という質問を心の中ですることになります。すると、ふっとアイディアが浮かんできたり、書店にふらっと立ち寄ってみると、関連する本が見つかったりします。

 私もそうやって西田先生や神田氏の本にめぐり合いました。神田氏の本にはまだフォト・ディーリングという画期的な速読法の話しなど、ノウハウがぎっしり詰まっています。どうぞご自分でも読んでみてください。後はご自分が実行するかどうかです。(笑い)

(石川凛)

※2003年11月18日掲載。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)