早いです。まさか400回目に届くとは・・・。
始めた頃は想像も出来ませんでしたが(汗)、編集部のヨイショ!と、我慢強く読み続けていただいた読者皆さまのお力です!
お蔭様で、何と申し上げて良いやら・・・本当にありがとうございます。
さて、リーマンショックによるサブプライムバブルの崩壊とオバマ政権の誕生などからも早や10年余り。早いものですね。
リーマンショック後の10年間で中国は物凄い力を付けてきましたし、世界に向けた態度も大きく変化しました。そして2年ちょっと前には、超大国アメリカの倫理観を狂わせるナルシシスト大統領まで出現しました。時代は刻々と変わっています。
余談ですが、ナルシシスト(所謂、自己顕示欲、或いは見栄っ張り)と言うのは性質が悪いです。私の拙い経験においても「見栄っ張り」が背伸びや無理をして、周囲に迷惑をかけた挙句に凋落していく人達を沢山見てきました。
騒がしくない居酒屋でノンビリ呑めれば良いじゃないという私に、「いやいや街コンさん、ちょっとだけ付き合ってよ」と、銀座や六本木界隈の高級クラブに連れて行かれるような時には気を付けるようになりました。仕事が上手くいって(成功して)利益が出た訳でもない前段階ですから。
仕事が如何にも順調で、お金もありそうな風にしているのですが、その後10人中の8~9人から、ちょっと儲かりそうな案件があるから出資してくれないか、または投資家を紹介して欲しい・・・、と言った話をいただきます。
よく調べると、羽振りがいいのは調子の良いことを言ってスポンサーから引っ張った金を使っているだけだったり、周囲から「一時的に」と言って借りた金を廻しているだけだったりと。
そして、その儲かりそうな案件と言うのは簡単には成就しない。
そうこうしているうちに、ご本人の首が回らなくなったのか?気が付いたら居なくなっていた・・・と言うことがままありました。そんな方に限って軽いノリで借金を頼みに来ます。
過去の苦い経験から丁重にお断りしていますが・・・。
ここ数年のバブル的な環境に変化が出てくると、そのような自転車操業をしている人達が困ってきます。それでも見栄を張り続けますから気を付けねばいけませんし、特殊詐欺は高齢者だけのものではありません。我々も気を付けましょう。
今年は市場の波乱(不安定な環境)が予想されますし、世界を牽引する中国景気にも不安が増しています。市場に出回るお金はリーマンショック前より倍増しているとの事ですから、いつ予測不能なことが起きるか分かりませんし、大きなショックがあれば金融市場は相当のダメージを受けかねません。
主なところで気になるのは、中国国内に溜まっている債務の行方、トランプ大統領の言動の激化や米国内に増えているクレジット、来月以降のブレグジットの動向と言った辺りでしょうか。
足元では米中の緊張緩和が見込まれる中、リスクオンの動きが出てきていますが、年後半については不透明要因が多過ぎます。また日本のゴールデンウイークが10連休になるため金融市場が一時的に機能しなくなりますから、マーケットの強気予想が増えても4月に入る頃にはポジションを軽くしておくなども要検討と思います。
調子(景気)の良い話には気を付けねばいけませんし、投資について今年は昨年以上に慎重に、自身の得手不得手を見極めた臨機応変な対応が求められると感じています。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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