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有料メルマガライブラリから(276)「知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(4)」

2019/01/31 17:09 投稿

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(4)」=
 (有料メルマガ第355回・2015/11/10配信号)


※2015年11月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


■土地(不動産)


 まず土地のうち、賃貸不動産事業を行っている企業の賃貸不動産の簿価と時価を確認する方法をご紹介しようと思います。


1.賃貸不動産事業を行っている企業は、有価証券報告書の『注記事項』において賃貸不動産の簿価と時価を開示することになっています。

【事例】帝国繊維

 平成26年12月期 有価証券報告書
 http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS04273/aa6541a4/ada9/45de/b10e/cdc57e31e929/S1004DO0.pdf

 『注記事項』は、有価証券報告書の『第5 経理の状況』の中の(1)連結財務諸表の4)連結キャッシュフロー計算書の下に出てきます。
 賃貸等不動産関係は、『注記事項』の一番最後の方に出てきます。(同資料の64ページ)


 (賃貸等不動産関係)

 当社では、栃木県その他の地域において、賃貸用の建物(土地を含む。)を有しております。前連結会計年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は324,089千円(主な賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は売上原価に計上)であります。当連結会計年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は321,857千円(主な賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は売上原価に計上)であります。

 また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次のとおりであります。
 (上記の文章の下に表が出てきます。表は省略します)


2.自社使用の土地については、有価証券報告書には簿価しか書かれていません。

 有価証券報告書の『第3 設備の状況』の中の『2 主要な設備の状況』のところに建物や土地の金額や面積が出てきます。
 (同資料15ページ)

 この金額は簿価の数字です。


3.土地の住所地については、企業のホームページの拠点の紹介欄を見て確認します。

【事例】帝国繊維

http://www.teisen.co.jp/company/company.html

 1)主力の鹿沼工場の住所は栃木県鹿沼市府所本町197番地です。

 2)有価証券報告書の『主要な設備の状況』に主要設備の土地の簿価と面積が出てきます。

   〇鹿沼工場の土地の簿価と面積
    土地の簿価の金額55,710千円
    面積 96,845平方メートル
   (同資料15ページ)


4.土地総合情報システムのサイトで公示地価格や基準地価格を調べます。

http://www.land.mlit.go.jp/webland/

このページの『不動産取引価格情報検索』をクリックすると、日本全国の情報を調べることが出来ます。


【事例】帝国繊維

 1)まず日本地図から栃木県をクリックします。

 2)栃木県の中心部の地図がでてきます。
   その左下に地域を選ぶという欄があり、『都道府県』『市町村』『地区』という三つを選ぶ表があります。
   以下、順番に『都道府県』を選びます。
   『栃木県』『鹿沼市』『府所本町』

 3)近隣基準地の価格は1平方メートル当たり40,200円です。
   近隣基準地を時価とすると鹿沼工場の土地の時価は3893百万円となります。
   簿価は55.7百万円なので含み益は約38億円と計算できます。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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 石川臨太郎は、現在末期がんを患い闘病中です。
 株式投資は出口戦略を考えて実行すべきものだと考えて、最近は、常に勝ち逃げできるタイミングを計りながら投資を進めてきました。

 株式投資も経済戦争です。だから勝つこともあれば、負けることもあり、負けたら目的を達成できない危険な行為です。勝算がないままで戦争を仕掛けるのは愚の骨頂ですし、必要もないのに戦争を仕掛けるのも愚かなことです。

 そして自分が株式投資という戦争で目指した目的を達成できたら、行なう必要の無くなった株式戦争はやめることが大事です。

 つまり勝ち逃げすることも本当に大事なことだと考えています。
 そして戦争の目的を達成して勝ち逃げを狙う以上、その目的を達成するために「戦略」が大事で、次に「戦術」が必要で、戦争目的を達成したときの出口戦略が大事だと考えています。

 石川臨太郎の2019年の最大の投資目標は、いま8500万円ある株への投資額を7000万円程度に落として、2000万円を10年程度は6%の安定配当を出してくれる可能性の高いものへ、株は5000万円くらいの残高で平均3%の配当を貰えそうな10年持てる企業に投資する。
 株などで200万円程度の税引き後のキャッシュを確保して、年金と合わせて生活費の確保を計るというものです。

 その為の出口戦略を策定して1月9日から11日まで、出口戦略に向けての投資を実行しました。

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