大魔神先週のコラム ⇒ http://okuchika.net/?eid=8114
株式市場は面白いと、ここ最近思っています。
それは、市場が悪化する一方、その環境を利用するように、我が道を進む銘柄があるということです。
1月中旬から崩れた相場は一時的な戻り相場があっても長続きせず、周期的な上げ下げをした相場でした。そうした相場にあっても力強く新値を更新した銘柄です。
その一つの特徴は、「相場が下落する時」から上昇を始める銘柄です。
ここ直近では「NEC・6701」や「すかいらーく・3197」。
この両銘柄とも、10月初めの日経平均は急落を始める最中、上がり始めた銘柄です。そして、この12月の11日に新値を更新(日経平均は21000円台まで下落した日です)。そして、この2日間はお休みをしています。
特に「NEC」は日経平均が下げる時に確りして、上げる日には調整をしたりと興味深い動きを演じています。
また、マザーズ市場においても、同様に指数が下げている時から上昇を始めた「くふう・4399」です、この12月初めから戻り相場を演じ、直近の戻り高値を奪回するといった動きを演じています。特に、関連としましては、今年上場した直近IPO銘柄がそのような動きを示しています。これは、この物色傾向にしても市場が悪いからこそ、買われると思われます。
また、別の視点では、悪い時に買われる銘柄の特色としては「テーマ」に関わる銘柄です。この「農業総合研究所・3541」です。
農業支援策の一つの材料があった銘柄。日本郵政との係わりで、大きく買われました。だが、その前も出来高が薄い中、ジリジリ上げ基調を示していた銘柄です。相場に左右されない、我が道を行く銘柄でした。
特に市場が悪い時こそ、強くなる銘柄が面白い。
悪い時こそ「お宝」を見つけ出すことが出来ると考えています。
その意味から、今後の動きを見たい銘柄として、「ピープラッツ・4381」
今年のIPO銘柄ですが、10月の下落時期は調整をしましたが、ここ12月に入り、市場の影響を受けることなく、静かに動いている銘柄です。
ただ、出来高がなく、出来高に盛り上がりが出た時にどのような動きを演じるかを見たい銘柄です。
私は前回も触れましたが、今はマザーズ市場を中心に相場状況を見ていますが、東証1部市場の中でも、先に触れた銘柄以外でも大きく上昇していませんが「住友不動産・8830」なども8月に下値を示現後、上がり基調を示しています。他の不動産株にも同様な動きを示しているものも見受けられます。
市場を幅広く見ると面白い銘柄・面白く動いている銘柄が結構あります。
さて、冬本番で寒さが増す時期です。
皆さんにおかれましても、お身体をご自愛ください。
株式市場はいつでも投資のチャンスがあると思っています。
(大魔神)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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