有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「バランス・シートを読むための簡単な知識(4)」=
(有料メルマガ第348回・2015/9/22配信号)
※2015年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
今日は『パッと見てよい企業がどうか判断するコツ』について書いてみたいと思います。
先週までバランス・シートに何がかいてあるかを見てきました。来週からは個々の勘定科目を少しだけ説明してこの企画を終了しようと考えています。
今日は財務について学んだことを株式投資に適用する場合のヒントを学んでおきたいと思います。
特に資産の割安株、企業の解散価値と比べて、株価が大幅に安いときに購入するという、一番やさしく間違いの少ないウォーレン・バフェット氏の師匠であるグレアムの投資手法を目指す、私のような投資家には一番役に立つ事項です。
先週までにまなんだ二つの着目点でバランス・シートを見ることによって、ほぼ一目でその財務が判別できるようになります。特に大急ぎでバランス・シートを判断するときは、比率をはじくより固定資産と自己資本の金額の差、流動資産と流動負債の金額の差を見ることだといわれています。
どちらが大きいか。それによって感覚的にその企業がどんな財務体質を持っているのかを掴むことができます。
今日、このメルマガで取り上げた全ての企業は、どこからどう見ても、素晴らしいピカピカの財務の優れた企業です。
〇借金づけのボロ会社を分析する暇は無い。
株式投資をする場合には別に財務内容の悪い企業、不況抵抗力の無い企業に投資する必要は有りません。
ぱっとバランス・シートを見て財務内容が悪かったら投資しなければいいのです。
しかし一見して問題が無いように見えてもその資産の内容が腐っている場合があります。会計トリックを使って、いろいろお化粧している企業があるわけです。そんなお化粧を見破るためには財務の知が役に立ちます。ただ公認会計士のような専門家でも見破れないようなインチキを行っている企業もあります。私が生れて始めて投資した東芝が、そんな企業でした。とても残念です。
☆ただしボロ株でも成長株はすごい変身を遂げることもあることも忘れないでください。
急成長して行く企業は、最初は借金漬けでボロボロの財務体質をしていることもあります。
数年前のバランス・シートはガタガタで、バランス・シートを見ただけでは、とても投資する気持ちにはなれなかった企業が収益の伸びで素晴らしい財務内容に変身していることもありえます。
だから、個々の企業のファンダメンタルズを見るだけではダメで、その企業の属する業種のファンダメンタルズ、また日本の、そして世界のファンダメンタルズを見ていくことも必要です。
でも最初から、あれもこれもでは身が持ちません。
まずは個別企業の財務諸表を大づかみに把握できるだけのちょっとした知識を身について活用しましょう。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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本日配信の有料メルマガでは、世界シェア75%など高技術な製品群を持ち、好業績で低PER低PBR、資産も多くあり、将来の株式市場回復時にリバウンドが狙えるグローバル企業を研究しています。
また、コラムでは、「米国株のダウ平均などの年初来高値更新などから9月の中旬からリバウンドし始めた日本の株式市場も、米国株の大きな下落というショックで、10月に入ったとたんに重力が増加したような急落をする株が多くなりました。念力でスプーンが曲がったような急激な下落でしたが、下げ続ける相場もないことから企業のファンダメンタルズをチェックしてリバウンドを取りに行く準備をするときだと考えています。」と題し、ここのところの下落相場での自身の持ち株の状況や、それに対する投資行動を、過去の経験から導いて書いています。
さらに、世界トップシェア製品をもつ企業から、数年後には大きく株価上昇が期待出来る銘柄を、研究銘柄候補として5社取り上げています。
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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。
過去サンプル(研究銘柄)
銘柄研究 ニチリン(5184)
]銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
過去サンプル(コラム)
増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる(2016/12/27)
現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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孫子と三賢人のビジネスその2
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