昨年来、地方銘柄をチェックしております。
何もこんな波乱相場で取り上げなくてもと言われそうですが、敢えて取り上げてみたいと思います。
今回取り上げるのは福岡Qボードに上場している2銘柄、Lib Work(1431)と日創プロニティ(3440)です。
熊本県山鹿市に本社を置くLibWorkは旧社名がエスケーホームで戸建て住宅メーカーとして成長中。生活創造企業を標榜し多角化とエリア拡大を図り、業績の成長が期待されますが、時価総額は25億円以下に留まっています。
熊本大地震後の復興需要を取り込み今期は年商65億円、経常利益4.2億円(前期3.7億円)EPS110円が見込めますが、流動性が低い点もあり評価は低いようです。皆さんも改めて吟味して頂くと良いかと思います。
同社の場合、いつまでもQボードに留まることはないようです。成長指向の社長の下、飛躍を図る同社の中長期的な行方に注目したいと思います。
もう1社は、福岡に本社を置く異色のモノづくり企業、日創プロニティ(3440)です。同社は15日に8月決算を発表。前期に続き今期も大幅な増収増益を見込んでいますが、株価はなかなか反応しません。
ソーラー発電の架台設置・販売で収益を上げたのが2013年から2015年にかけての3期間ですが、その3期間に50億円もの利益を得た同社はM&Aで更なる成長を図ろうとしており、その成果が実り始めているようです。
今期の経常利益13億円に対して時価総額は62億円、今期から始まった新中計計画でも50億円のM&A枠を設け積極的に成長を図ろうとしていますが、Qボードであるがゆえに見落とされた存在なのかと思われます。
*日創プロニティについては詳細を有料メルマガ「炎の投資情報」にて取り上げる予定です。 http://www.honohfm.com/
(炎)
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