今週(8月6~10日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で227円10銭下落し(率にして1.0%の下落)、2万2298円08銭で取引を終えました。2週連続の下落です。
週初の6日(月)は中国・上海株式相場の下落を嫌気して、日経平均株価は小反落。7日(火)はソフトバンクが18年度1Qの好決算を評価されて大幅高となり、日経平均株価の上昇を牽引。しかし、8日(水)から10日(金)にかけては、資生堂の急落、米株安、日米貿易協議への警戒の高まり、対ユーロに対する急速な円高などを受け、日経平均株価は3日続落しました。
週を通じて、ヘッジファンドなど短期的な投機資金の動きが目立ったように思います。ヘッジファンドの顧客が資金を解約する場合、決算の45日前までに通告するルールがあるようです。
9月末の決算の45日前は、8月15日(水)となります。「夏休み」で市場参加者が少なくなるなか、来週にかけ、金融資本市場の動きは投機資金の決算対応により、振幅の大きなものとなりそうです。
過去の例をみると、8月は「円高、株安」が目立ちます。ただ、その翌年にかけては、株式の格好の仕込み場となり、好パフォーマンスをあげる好機となりました。
素直に好業績銘柄を評価したいと思います。
(水島寒月)
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