せっかく年初、勢いの良かった株式相場も1月後半から3月上旬にかけ下落歩調を辿っています。2月14日のバレンタインデーにつけた暫定1番底に対して本日は前場段階で2番底形成の動きを見せており、固唾を呑んで見守っている方も多いと拝察されます。
全体相場の調整ムードの中で個別銘柄も似た動きが見られ、2月14日の暫定1番底に対して2番底形成の動きが見られる昨今の相場展開です。
大事なキャッシュポジションをどこで出動させようかと思われる一方で、相変わらずこの安くなった局面でキャッシュづくりに追われている皆さんもお見えになるのかも知れません。
人それぞれに対応は異なりますが、ここから先の調整場面で投げる手はないという意見と底割れしたら思い切って投げるべきだという意見とが交錯しているようにも感じられます。
私は現状の株価水準が指標面では割安感が漂ってきつつある中で投げることはないと多少、楽観的に捉えています。輸出企業にとって収益にマイナスとなる極端な円高やコストアップにつながる原油価格の上昇、一段の人件費増があったとしても株価面ではかなり折り込まれてきたという印象を持っています。
調整には値幅調整と日柄調整があるとされますので、ここでは値幅調整よりも日柄調整の期間までの時間稼ぎが必要だとの認識です。
信用取引の担保割れによる強制売却など指数の急落の際には致し方なく売却せざるを得ない場合もありますので時々はイレギュラーな値付けがなされるのですが、今回投資家の多くはそうしたイレギュラーな状況の到来が予想される中で身構えている状態かと思います。
キャッシュポジションを潤沢に取られている皆さんにとってはここではじっくりと銘柄を見定めながら投資ができるチャンスです。
下げていく局面ではどこまで下げるかなど不安感が募りますが、売りを出されている投資家にとっても事情あっての売りでしょうから致し方ありません。SQ明け後から月末にかけての反転上昇を目標にリバウンド狙いを背景にしたリスクテイクの動きに期待したいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。