上場企業も千差万別。皆さんが投資されている企業の株価や業績はいかがでしょうか。
業績が悪い企業、良い企業、成長する企業、停滞する企業、赤字で四苦八苦していても株価が高い企業、未来に期待を持たせてくれる企業、夢も希望もない企業等々、様々。
株価の上昇や下落には市場の需給に加え、そうした企業ごとの立ち位置が相当に影響している訳ですが、企業の方向性を決めるのは社長の手腕や対応によるところが大きいことは言うまでもありません。
その企業業績を導いた社長への評価が株価に反映されていると言っても過言ではないと思われます。とりわけオーナー系にはそうした傾向が強いと言えます。
その社長にもいろいろなタイプがあることは言うまでもありません。
社長自らが私は無能ですと言うような社長は論外ですが、説明責任を果たしていない社長も論外です。社長は計画した業績を上げてなんぼということは当然なことですが、その計画が未達となる場合はしっかりと自らの口で説明しないとなりません。
投資家向けのIRを放棄した社長は自社の状況を投資家に説明する責任を果たしていないと捉えられても致し方ありません。
オーナー社長の多くは自らの事業を投資家にアピールし将来ビジョンを語ることが当然だと考えているようですが、企業の株式を保有していないか少数しか保有していないサラリーマン社長の中には、まったく投資家への決算説明や事業説明を怠り放棄している場合があります。
その社長の下で活動しているIR担当者も困惑するほどの外出拒否をしている社長に率いられた企業が先日、社長交代を発表しました。
よし、これで会社は変わるぞ!!ついでに株価も・・。
といくかどうかはともかく、長期スタンスでフォローしてきた筆者としては秘かに期待をもって眺めることにしたいと思います。
問題は後任の社長が果たしてきちんと説明責任を果たしてくれるのか、IR活動に前向きなのかどうかになります。
相川伸夫も報告したことがありますので読者の皆さんも社名はご存知かと思います。直近の決算見通しを大幅に下方修正し、その後大きく売られた経緯があります。
上方修正期待で買いの手が入り株高を演出。その後の一過性の問題を捉えて売りを出し、足下の本質的な業績が良好なのを無視か理解しない短期投資家の取り組みに対して、典型的なバリュー銘柄である同社を継続応援してきた中長期投資家に支えられての直近の株価形成だろうと見られます。
新社長の発表がもたらす期待と不安を背景に新たなステージに向かう可能性を感じたのは筆者だけではないかも知れません。
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(炎)
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