今週(11月6~10日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で142円30銭上昇し(率にして0.6%の上昇)、2万2681円42銭で取引を終えました。9週連続の上昇です。
週初から、米株高や外国為替市場の円安・ドル高を好感した買いが優勢となり、7日には前日比389円25銭の大幅高となり、2万2937円60銭で取引を終えました。バブル崩壊以降の高値を更新し、1992年1月9日以来、約25年10カ月ぶりの高値をつけました。
長期間抜けなかった高値を抜いたことで、国内株式相場は新しいステージに入ってきたといえます。
主要企業の業績は好調に推移しており、日経平均株価を構成する225銘柄の予想EPS(1株当たり利益)は1500円程度に上昇してきました。日経平均株価の予想PERは14倍~16倍程度で推移していますので、これを単純に当てはめますと、2万1000円から2万4000円のレンジが予想されます。
実際には、2万2000円を割り込むような局面では、日銀のETF(上場投資信託)の買いが下値を支えることになりそうです。
(水島寒月)
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