有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「勝ち逃げこそが最高の戦略である」=
(有料メルマガ第226回・2013/05/07配信号)
※2013年5月現在の内容です。留意してお読み下さい。
- 利益を上げ易いとき踏ん張って、資金を大きく作れたら勝ち逃げの出口戦略も策定しておくべきだと感じています -
本当の戦争でも経済戦争でも、その戦争が本当に必要なときにだけ行なえば良いものです。
本当の武力を使った国家間の戦争(=国家の目的を達成するための手段としての戦争)でも、国際関係における世界の戦略の大家たちは、まずは外交力を駆使して、戦争をしないで自国の目的を達成することを考えます。そして戦争が必要になったときに、やむを得ず戦争という手段を使いました。
戦争は勝つこともあれば、負けることもあり、負けたら目的を達成できない危険な行為です。勝算がないままで戦争を仕掛けるのは愚の骨頂ですし、必要もないのに戦争を仕掛けるのも愚かなことだと考えます。
そして、その戦争が必要かどうかを正しく判断するためには、その戦争をして自分が何を得ようとしているのかを明確に把握していなければならないでしょう。
株式投資という経済戦争でも同じです。自分が株式戦争を行なう目的を明確にしておかなければ出口戦略など作れるはずもありません。
そして自分が株式投資という戦争で目指した目的を達成できたら、行なう必要の無くなった株式戦争はやめることが大事です。
つまり勝ち逃げすることも本当に大事なことだと考えています。そして、戦争の目的を達成して勝ち逃げを狙う以上、その目的を達成するために「戦略」が大事で、次に「戦術」が必要で、戦争目的を達成したときの出口戦略が大事だということは、私たち個人投資家が行なう株式投資(=経済戦争)においてもまったく同じだと考えています。
多くの購読者の皆さんが株式投資を行なう目的は、資金を増やすことだと思います。もう少し具体的にいうなら、株式投資などの運用で作った資金を利用して豊かな一生を送ること、資金的な不安を持たずに安心して一生豊かな生活をエンジョイすることを可能にすること、ではないかと私は考えています。
しかし、株式投資には人間の射幸心を煽り、株式投資で大きく資産を増やせることは、とても人の心に満足を与えるものです。
その快感、勝利感に浸りすぎると、当初の株式戦争の目的を忘れ去り、いわゆる株式投資をバクチとして楽しんでしまうことになるという危険性も高いです。
もちろん、株式投資には資産を増やす以外にも、多くの効用があることも事実です。株式投資を行なうことで、思考力を高めることが可能です。そして考えたことを実行に移す能力(=考えたとおりに実行する力)を高めることもできます。自分の欲望をねじ伏せて抑えつけるという能力を養うことも可能です。
しかし、欲望に負けてしまう危険性がかなり高いことも事実です。
だからこそ、このコラムで過去に何度も触れてきたように、自分の株式戦争の最大の目的を日ごろから何度も確認して忘れないようにすることが大事です。そのことによって、自分の強すぎる欲望を押さえつける克己心を強めることが出来るからです。
もし、私が予想したように、購読者の皆さんが株式投資をする最大の目的が『株式投資などの運用で作った資金を利用して豊かな一生を送ること、資金的な不安を持たずに安心して一生豊かな生活をエンジョイするのを可能にすること』ならば、株式投資のように時によっては資産を大きく減らしかねないリスクも存在する相場商品への投資において、自分が目的とした資金を作れたときは、株式投資という経済戦争を停止することが正しい選択だと考えています。
もっと正確にいうなら、株式投資を行なうことで、一生安泰に暮らせる資金を作れたときは、一生安泰に暮らせる金額を株式投資から引き上げて、株式投資から分断して逃がすことが最大の重要事項になると考えています。
これは株式投資を一切止めてしまうということではなくて、『一生安泰に暮らせる資金』も含めて、自己資金を全力で株式投資に投入するという全面戦争状態をやめるということです。株式投資で大きく勝つときは、通常は『自分が当初に予想した、一生安泰に暮らせる資金』を上回るほどの資金を作ることができることが多いと思います。
そこでオーバーした資金の一部は株式投資に残しておくこと、その資金で株式投資を続けることも必要だと、私は考えています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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[研究銘柄パフォーマンス:1月10日~6月27日配信分から一部抜粋]
(株価は配信後高値)
杉村倉庫 +389.3%(6/20配信)
ニチリン +102.7%(2/21〃 )
日本フィルコン+ 81.3%(4/11〃 )
ラサ商事 + 78.8%(2/ 7〃 )
東邦アセチレン+ 65.7%(5/ 2〃 )
佐藤渡辺 + 64.5%(3/28〃 )
萩原電気 + 52.2%(5/30〃 )
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また、コラムでは、「日経平均225は21年前の高値を抜いて、14連勝という快進撃を続けています。しかし私は迷ったら半分という自分の投資ルールを適用して、今年の資産増加額の半分ではなく、アベノミクスがスタートしてからの通期の資産増加額の半分をキャッシュに替える努力を続けています。」と題し、株の運用益をどのように保全して今後の人生に活用するのか、そんな具体的な知恵について、具体的な行動について言及しています。
そして、中期でも短期でも有望と期待できる3銘柄に加え、リバウンド期待の1銘柄を今後の研究銘柄候補として挙げています。
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過去サンプル(研究銘柄)
銘柄研究 ニチリン(5184)
]銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
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