CMEの円売りポジションは高止まりしているものの若干減りつつあるようですし、米ドル売りに対して買われていた資源国通貨などは(ここ一週間くらいで)目先ピークアウトしたかのように感じています。
そもそも有事の円買いでは無く、有事の円キャリー巻き戻しとすれば、円から海外への投資も増えている事ですから、それほど円高が続くとも考えておりません故。
ユーロの買いポジションが高いようですから、動くとしたらドル安よりユーロ安を気にしておいた方が良いかなとも感じます。
話しは変わって・・・、先日は知り合いの中華料理店主から面白い話を聞きました。
一昨年から中国人投資家と共同で始めたビジネスで、彼らの余りの無責任な言動に振り回されて本来の仕事が滞っていたため、そちらに見切りをつけて本業に注力し売り上げが戻りつつあると言った話です。二足の草鞋はダメですね。
共同事業を始め暫くしてから数か月間ほど売上げが伸び悩んだ際に、損をしたくないため自分達の投資資金をそれぞれの中国人投資家が勝手に引き出して持ち逃げしようとした為、危うく運転資金が不足するなどで事業パートナーにも迷惑をかけそうになった・・・と言うのが事の発端だそうです。
詳しくは書けませんが、その見切りをする手前頃に相談があり、彼らとの事業を続けていけるのか否かが判断の分かれ目になった訳ですが、いいところばかりを見ていて、彼ら(中国人特有の悪習)への注意を怠ってしまったとの事です。
ご存知の通りの拝金主義的国民性で、儲かるか否か、損しないか否か、が彼らの価値判断の全てであり、損になりそうだと判断すればビジネスパートナーに迷惑が掛ろうが何だろうが関係なくトンズラする国民性であることを再認識したと言っていました。
翻って、北朝鮮は本当に米国と戦争をする意思があるのか否か?・・・中国と北朝鮮は似たところがあり、自身にメリットがあるか否かが全ての判断基準である(我々が良しとしている倫理観や責任感が無く、あるのは変てこな面子だけ)と考えれば、真面な対話や議論よりトランプ外交のような露骨な圧力政策の方が彼らには効果があるのかもしれない・・・と考えるようになりました。
北朝鮮問題など、中国にとっては日本や韓国に迷惑がかかろうが何だろうが関係なく、自分達は(口先だけで)手を出さず、米国が勝手に疲弊(不評を被るなど)してくれることで自分達にメリットがあれば良いだけです。
とは言え、実際に米国が北朝鮮と戦闘状態になれば困るのは彼ら自身です。
何せ国境を接していますから紛争に巻き込まれる恐れもあります。ましてや北朝鮮体制が崩壊しようものなら(言わば)乞食のような2,000万人超の(一般的な常識が通じ無い)難民が押し寄せるのですから大変です。ロシアも同様でしょうか。
安易かもしれませんが、中国も北朝鮮も我々日本人には理解し難い民族です。
それこそギリギリ危うくなれば中国狂産党も介入してくるでしょうし、在韓米軍や在日米軍の動きも慌しくなってくることでしょう。しかもジョンウン氏はまだ若いし遊び盛りのようですから、個人的な感想ですが、まだ身を滅ぼすほどの選択はしないはず?とも感じるところです。
ここはひとつ、とんでもない状況にならない限り余り右往左往せず、円高に行き過ぎたと感じた際に海外投資を増やし、また株価が下げ過ぎた、割安だと感じれば買う・・・と言った当たり前の投資方針で臨めば良いかなと考える今日この頃です。
本当のところは我々一般人には分かりません。下手な政治解説や市場解説では役に立ちませんし、民放のバラエティー番組(自称ニュース番組)では尚更、単なる時間の無駄ですしね。
最近では一部の番組を除いて、いよいよ民放を見なくなりました。見る際にもほぼ全て録画で途中を飛ばしながら(^^;)。CMはたまに面白いものがあるので、世間の雰囲気を知るために時々見ます。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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