8495050110591e08f859090694fae826_s.jpg



 まず、先週のメルマガで・・・、

「短期的には円安や株高方向へ進み易そうと感じます。・・・と、私が書くと下がることが多いですが(汗)」と・・・、書いた矢先に米国市場が大幅下落し、円ドル為替も先週11日の114.36円を高値に今朝は111円を割っています(大汗)。

 狙っていた銘柄が余り下がらずヤキモキしているうちに今日に至りましたので運が良かったとも言えます。もちろん短期的には・・・ですが。


 丁度、読者の方から「相場は逃げないから、慌てずに。」と書いた内容が良かったというコメントを頂いていたので、自分でも「慌てちゃいかん!」と自分に言い聞かせ、買いたい気持ちを抑えられて良かったなぁ~と、この下げの中でもちょっと嬉しいと言いますか温かい気持ちになっています。慌てず納得のいくレベルになったら粛々と投資を進めたいと考えています。

 こんな拙い文章でも読んでもらえていると言うのは嬉しい限りです(^^)。
 ありがとうございます。


 もう一点、先々週には、何故に教育国債が悪くて、こども保険が良いのか?国債の方が良いではないか?というコメントも頂きました。

 これについては、国債なら今すぐにフトコロは痛まないが、保険徴収される額が増えるのは好ましくない・・・と言うお考えなのかも?と感じました。これについては様々なお考えがあってしかるべきと思いますが、小職としては将来世代へのツケ回しになり、且つ無駄遣いされ易い国債調達より、国民自身が「低負担+中福祉」の現状を認識し、再考する機会を得るためにも良いはずとの考えで書いた次第です。

 例えば、小中の義務教育にしても子供一人当たり年間約50万円もの税金が投入され、社会保障費にしても120兆円のうち約40%が赤字国債の発行で賄われている、大変な現実が十分に認識されていない、政府も余り言及していないと感じるからです。
 行政費用とその負担について今までは余りに議論が少なかった故に、我々は行政負担に対して無頓着な傾向があり、それが行政の無駄を助長しているとも言えるのではないでしょうか。


 ところで、最近は「ふるさと納税」に関連する記事が増えました。
 ここ数年、親戚が住む山形県の自治体に数万円程度のふるさと納税をしていますが、昨年も同制度を使い美味しいフルーツを堪能しました(^^)。
1万円の寄付額に対して出荷価格ベースで数千円程度の礼品なのでしょうが、毎度ビックリするほどのクオリティーと量です。

 但し、この制度自体はとても良いと思う反面、返戻率が50%(小売り価格ベース)以上もある礼品が必要なのか?と感じますし、数十万円以上もの礼品に至っては悪乗りし過ぎじゃないか?とも感じます。
 確かに自治体財政は大変なのでしょうし、余分な金が入ってくるならと思わず力が入ってしまうことも分かりますが、地方自治体同士の金の分捕り合いの様相になっているため、流石の中央行政も(毎度の)重い腰を上げたという事なのでしょう。平たく言えば、それ程倫理観が希薄な自治体が多いという事と、制度設計も不味かったという事です。

 解決は簡単で、納税額に例えば一人30,000円とかの上限を設けて、転売し易い礼品の自粛を強く要請すれば良いだけです。本来は「ふるさとへの感謝」を表す一方法として始められた寄付行為のはずですが、今のままでは高額納税者ほどメリットが大きく、且つ転売などの姑息なビジネスに利用される制度に成り下がったのですから、早々に公平性が高く姑息ビジネスに繋がらない設計に替えねばなりません。

 「ネットの闇市」と揶揄されるメルカリに無数の礼品が並ぶようでは感謝の気持ちなど、どこへやら・・・と(苦笑)。
 自分達の既得権に絡むと腰が重い腐敗行政と言われ続けないためにも、一刻も早く改善すべきではないでしょうか?


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)