日経平均は2万円大台乗せを目前にして足踏み状態。個別銘柄は決算発表の結果に悲喜こもごもの状況が見られます。
業績の継続的な拡大基調を背景にした株高を想定したいところではありますが、そう一気の株高に進むには経済だけでなく政治情勢なども含めて国内外での不透明要因が多く、とりわけ断続的なミサイル打ち上げを進める北朝鮮と米国との緊張関係が続く以上は日本としても警戒感が怠れません。
トランプ大統領も就任後100日を経過し、FBI長官の解任問題など混乱を生じています。
NYダウ、NASDAQともに既に高値圏での推移を続けていますが、ショック安を生じやすいのも投資家にとっては懸念材料と言えます。
日本株はこうした不透明な海外情勢を念頭に個別銘柄の業績動向を確認しながら底堅い展開が見られますが、今週あたりで業績発表は一巡して、今期のビジョンに加えて新たな材料が必要となります。
企業ごとに決算発表の内容が異なりダントツの好決算企業と、やや期初慎重な見通しを発表しがちな企業とでは株価の勢いに差が出てくるのは当然のことです。
円安局面においては輸出関連銘柄を中心にした展開が続くでしょうが、為替相場の変動に振り回されがちな銘柄とは違い独自のビジネスモデルで成長を続ける内需銘柄や中小型銘柄にアクセントを置いて投資しながら成果を高めておられる皆様の今後の運用成果向上を祈願したいと思います。
日経平均の2万円台乗せは時間の問題だと思われます。
なかなか一気にはいかないものですが、そのタイミングは刻々と近づいているように感じられます。
問題は日経平均2万円台乗せ後の相場展開となります。
大台乗せ後に投資家心理が強気に動くか目標達成感で弱気に傾くのか注意深く見守っていきたいと思います。
(炎)
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