有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」=
(有料メルマガ第36回・2009/9/1配信号)
※注 2009年9月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
今日は投資してよい資金について、もう少し具体的に考えたいと思います。
1)投資した時点では、少なくとも1年以上は使う予定の無い余裕資金で投資をする
この基本を無視している投資家がたくさんいます。株価は自分の思惑通りには動いてくれません。どんなに割安な株でも、成長性が高い株でも、業績が良くなっていく株でも、需給によって下がってしまうこともあります。まさにサブプライム問題が拡大していく2008年後半は、バランス・シートに蓄えた現・預金で全ての負債(=他人資本)を支払った後の残った額より時価総額が半分以下になるような企業がいくつか発生しました。経常黒字を出し続けている企業にさえ、そんなことが起こりました。
投資家の恐怖のために起こす投資行動は誰にも想像できません。だからこその株式投資など相場への投資資金は必ず余裕資金で行う。これが基本中の基本です。
2)自分の金融資産のうち株式投資に投入する資金の上限を決める
これは、アセット・アロケーションの問題です。株式市場では、欲と恐怖に振り回されて熱くなると、(キャッシュを持っている場合には)ついつい株式へ資金を追加投入したくなってしまうことがあります。株式投資は特に冷静に進めていかないと危険なのに、頭に血が上って熱くなってしまうのです。これでは株価の変動に踊らされて大損をする可能性が高くなります。自分が株式に投入する資金の上限は必ず決めて厳守すべきでものです。
3)キャッシュ・ポジションを持つ
投資家のアセット・アロケーションの方針によっては金融資産だけに資産を分散するという人もいれば、賃貸不動産にも投資する人、金の現物に投資する人、現・預金や国債にも投資する人など、投資家によって、その方針はさまざまです。
株式は金融資産に分類されます。私は、余裕資金で株に投資する場合も、必ずキャッシュ(現・預金など)を一定額確保しておく必要があると考えています。
金融資産を、ゼロに近いゴマのように小さい金利の預金や貯金などに預けておくことは無駄なことのように思えるかもしれません。しかし、いつも変動している株式市場に参加する場合は、いつ何が起こっても対応できるだけの自由なキャッシュを確保しておくことが必要です。
市場では合理的理由もないのに株価が暴落することもあります。そのときキャッシュ・ポジションがあれば、買い増しをすることも可能です。しかし、キャッシュに余裕がないと買うことができません。そんなときに自分が定めた株式投資への資金の上限を破るという事態がよく起こるのです。特に自分に克己心がない、心が弱いと思っている人は、必ずキャッシュ・ポジションを持つべきです。
ただし、市場が暴落したとき、どうしても買いたい株ができたときは、手持ちの株(買い値より大幅に下がっているものも含め)を売って、新しい株に資金を移してもいいかもしれません。また、自分の定めた株式への投入額は守れるという自信のある人は、キャッシュ・ポジションを持たなくてもいいかもしません。
上記のルールは、ほとんどの投資家が守るべきルールです。その他の投資のルールは自分の投資力の成長、投資資金の成長、経済環境の変化によって、見直して改めていくべきだと考えています。
例えば、500万円の資金を投資していたとき、3000万円の資金を投資していたとき、6000万円の資金で投資をしていたとき、1億円の資金を投資していたとき、3億円の資金を投資しているとき。投資資金の量が違う時に、いつも同じ投資ルールを適用することには疑問があります。
また、いろいろな投資の本で「損切り」の重要性について触れられている場合も多いですが、私は、損切りについての方針は投資スタイルによってまちまちだと思っています。
もちろん、資金管理についてのルールのほかにも大事なことはあります。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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また、コラムでは、「研究レポートの中でも確認したように2018年3月期に前期比増益になると発表した企業の株には資金が入ってきて率直に株価が上昇を始めています。日本は5月の連休でお休みでしたが、その間にしっかりと企業のファンダメンタルズをチェックして、リスクオフが生じて株価が下げても、自分が動じないで投資を続けられる企業を見つけ出していきたいと努力を続けていました。」と題し、先月までの下落に対応した具体的な投資行動を書くと共に、ポートフォリオによるリスク分散をもっとも効果的にする精神的心得についても伝えています。
さらに、下落後のリバウンドが強いと感じる研究銘柄候補の7銘柄について、2月に取り上げたときと比較しながらレポートしています。
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【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】
1月12日~11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在
1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信
※この銘柄は2回配信しました。
パフォーマンス分布
+100%以上 3銘柄
+50%~100% 2銘柄
+25%~50% 14銘柄
+10%~25% 15銘柄
0~10% 8銘柄
0%以下 3銘柄
42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。
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過去サンプル(研究銘柄)
銘柄研究 ニチリン(5184)
銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
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