有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「信頼できる企業の株に分散で投資しておけば大きな収益の可能性」=
(有料メルマガ第348回・2015/9/22配信号)
※注 2015年9月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
いま既に、自分が投資していて大きな含み損を抱えた銘柄が、これからまだ下げそうなときに、そのままホールドを続けてリバウンドの時期を待つのも一つの対処方法だと思っています。私は、いままで持っていた銘柄から完全に撤退したものは少ないです。
自分がビジネス・モデルと、財務内容と資産背景を調べた上で、これからも業績を確実に伸ばすことが出来ると考えて、投資した企業の株ばかりだからです。
現在のように急に投資環境が悪化した時は、自分が信頼できる企業の株しか、持ち続けることは難しいです。
私も10年近くポートフォリオの中核として持ち続けてきた総合商社の株を、かなり売却して持ち株数を縮小しています。
去年の住友商事の巨額なシェールガス事業への投資損失や、伊藤忠商事の中国への集中投資。バブル崩壊の危機が現実味を帯びている時に、怖い投資だと感じたことから信頼が薄れたので、完全撤退や、投資株数の縮小を決断しました。
総合商社からシフトした銘柄も、この日本株の玉石混合の暴落の中で、総合商社の下落率と同じくらい下落しているものが多いです。
売却した資金を、キャッシュで待機させるか、または別の銘柄へシフトするか。またシフトするにしても、今すぐするか、もう少し投資環境が落ち着くまで待つか。これは思案のしどころです。
これからも怖い状況は、何度も襲ってくると覚悟しています。
このメルマガをスタートした最初の頃に書いたことですが、また繰り返して書いてみたいと思います。
『株式投資を実践していくのは、舗装されていない悪路を車で走るのと同じようなリスクが伴います。アップダウンが激しく、がけ崩れや、落石もときどき起こす株式市場という舗装されていない変化に富んだ悪路、厳しいけれど、目的地にたどり着けば、大きなお宝の山が待っているという、素晴らしい黄金道路でもある道を、なるべく安全に運行し、完走するための技術を身につける。そのための努力を、ごいっしょにさせていただくことが出来たら、とてもうれしいです。』
私は、資産運用のインカム・ゲイン(株式では配当と優待、不動産では賃料)だけで生活していく仕組みづくりを行って、10年間のあいだ専業投資家として生きてきました。そして株式部門については、株式市場の大きな暴落があるたびに、最大のチャンスの時が到来したと考えて、自分のポートフォリオの再構築を繰り返し行って生きのびてきました。
株式投資で、絶対に自分の思い通りに動いてくれないのは株価です。株価の動きにイライラしない。これが冷静さを保つ秘訣です。
投資家は常に冷静に株式市場と対面すること。冷静さを保てなくなった時は、絶対安心だと自分が信じた株に投資をして、相場を見ないようにすること。それでも心配で負担感が強すぎる場合は、株式投資を中断することです。幸せになるための投資で、不幸になっていては本末転倒で、意味がありません。
【中略】
株価が上下に変動しているからこそ、変化しているからこそ、もっと上がるかもしれないから買おうという投資家。いやいやこれからは下がる可能性のほうが高いから売っておこうという投資家。つまり意見の異なる投資家がいるからこそ市場で売買が成立し、いつでも現金に換金できるという安心感を投資家に与えているわけです。
100年に一度の危機といわれることが毎年のように起こるのが最近の日本の株式市場です。日本の株式市場では2000年以降は毎年のように大きな株価の下落が1回程度は起こります。
確かに東日本大震災や原発事故、リーマン・ショックのような天災や人災などは、投資家に強烈な不安を引き起こし、投資家の買い意欲を根こそぎ奪い去るような痛烈なものでした。売りたい投資家ばかりが増えて株価が下落しました。
でもそのような危機のさなかにも株は売買されて、値段がつきました。買った投資家がいるからこそ売買が成立して、株価が下がったとも言えるのです。
誰も売らなければ株価が下がることはないし、ひとりも買わなければ売買が成立せず株価もつきません。ほんの数単位の株の売買で株価が暴落してしまうことも、良くあることです。
株が上がるか下がるかは、誰にも分かりません。ただその株が現在より上がると考える投資家の数が、下がると考える投資家の数より多ければ、株価は高くなっていきます。買いたい人の数が多ければ野菜市場や魚市場で、セリで価格が上がっていくのと同じことが株式市場でも起こるのです。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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本日配信の有料メルマガでは、大手取引先と安定した関係を持ち、参入障壁が高い技術的事業を中心としており、抜群の財務内容と収益力を誇る低PER低PBRの内需企業を研究銘柄として掲載しています。
また、コラムでは、「必要以上に下げる低PERかつ低PBRの自動車部品銘柄をリバウンド狙いで買い増して行くのか、それともどんな景気状況になっても利益を上げ続ける独占的な仕事を持っている企業や、内需主体で含み益の大きな土地などを保有する資産株への投資を増やすべきなのか。迷いながら株のポートフォリオの強化を模索しながら様子見を続けています。」と題し、調整する投資環境の中で、どのような銘柄をピックアップして投資戦略を構築していくのか、具体的な銘柄を挙げながら、ヒントが満載です。
さらに、ある切り口でスクリーニングした有望銘柄10社を挙げています。
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【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】
1月12日~11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在
1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信
※この銘柄は2回配信しました。
パフォーマンス分布
+100%以上 3銘柄
+50%~100% 2銘柄
+25%~50% 14銘柄
+10%~25% 15銘柄
0~10% 8銘柄
0%以下 3銘柄
42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。
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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。
過去サンプル(研究銘柄)
銘柄研究 ニチリン(5184)
銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
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