こんにちは、小屋です。
普段は銀座の事務所でリタイアメントをした方々の老後の資産運用についてコンサルティングをしております。
日本でも話題になった「ライフ・シフト」という本のご紹介の最終回です。
今回は、「ライフ・シフト」を読んで、老後のイメージが変化するということをお伝えします。
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本の中では、今後ますます長寿化が進む中で人生平均100年時代が到来するという前提で話が展開されていきます。
私も仕事柄、リタイアした方々から
「どの程度の年齢まで生きる前提で生活設計をしておいたら良いですか?」
と質問を受けた際には、これまでは
「男性であれば90歳、女性であれば100歳程度の生活設計を検討してください」
とお答えしていました。
しかし、この本によると【平均100歳】時代がもうすぐ来るというではありませんか。
【平均100歳】ということは、実際には半分の方が100歳以上の年齢に達するということになります。
すると今後のリタイアメントにおいては110歳程度まで生きることを前提に生活設計を組み立てていかなければならなくなりそうです。
こうなると現在リタイアメントを考えている世代(60代)で将来起きるであろう変化は下記のとおりになります。
◯60代でリタイアするのではなく、健康であれば70代、80代でも積極的に社会にかかわり働く必要がある
◯しかし、嫌いな仕事では長く働けないので、自分の好きな分野で人と社会の役に立つ活動を行って収入を得ていく必要がある
◯(特に日本人は)保有している不動産や金融資産について活用していく必要がある
◯110歳程度の寿命を前提にリタイアメント資金の計画を設計する必要がある。
どうでしょうか?皆さんの考えられてたリタイアメントの常識とは大きく変化が求められる時代になるでしょう。
まずは、ご自身が110歳まで長生きすることを想定して、いかに残された【長い】時間を過ごすのか、ゆっくり考えられてみてはいかがでしょうか?
これからの長寿化社会では、国の用意している社会保障制度だけでは行き届かなくなることが容易に想像されます。
まずは、
・健康で長く働けること
・保有している資産を活用すること
などをFPに相談して、解決策を探るところから始めていただくと良いと思います。
これからの時代は相続対策よりも皆さん自身の長生き対策の方がずっと大切なテーマとしてあがってくるような気がします。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
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