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有料メルマガライブラリから(212)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか

2017/02/16 05:17 投稿

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」=
 (有料メルマガ第43回・2009/10/20配信号)


※注 2009年10月現在の内容ですので留意下さい。


 株式投資の目標を正しく認識しておくことは大事なことです。

 いままで書いてきた本やコラムなどの中でも、株式投資で稼いだお金で何を実現したいのかという究極の目的(=自分のミッション)をしっかり認識しておくことが、面白すぎる株式投資に溺れて、自分を見失い、過大なリスクを背負って財産を失ってしまうという本末転倒の結果を防ぐための良い手段であることは述べてきました。

 しかし究極の目的を達成するためには「株式投資を行うことで、資産を増やしていくことが大事で、全ての投資銘柄で利益を上げることが大事ではない」という目標も正しく認識しておくことも大事だと思います。

 なぜならば資産を全体で増やしていくということを忘れてしまって、「投資したすべての株で損をしない。」このような愚かな投資ルールを作って、私は10年以上も無駄に時間を浪費し続けていました。すべての株で損をしないことより1勝9敗でも、1勝で増やした資金が、9敗の損した(=減らした)資金の合計より、ずっと大きければ、当たり前のことですが、資産は増えていくのです。

 大事なことは資産運用では野球のように勝率を争うものではなく、具体的に増やした金額合計で成果を考えるべきものなのだということを意識して実行できていなかったことは、私の大きな反省材料でした。

 資産残高全体で増やしていくことを重要視すべきである。投資した全ての個別銘柄で利益を上げることを自分の投資の目標と勘違いしては勿体無い。時間の浪費になる。このことを本日のコラムでは強調しておきたいと思います。

 少し話しが飛びますが、集中投資と分散投資について考えてみたいと思います。

 集中投資と分散投資。どちらがリスクをコントロールしやすいかといえば、間違いなく分散投資のほうに凱歌があがります。

 もちろん強烈に株価が上昇する成長銘柄にタイミングよく集中投資できれば、資産の増加スピードは非常に速くなるでしょう。

【中略】

 もちろん一つの株に集中投資をして大きな財産を築いた経営者は沢山いますから、一つの銘柄に投資するのが、絶対に間違いだとはいえないと思います。しかし、参入障壁が低い業種の企業に一極集中投資を続けるのはとても危険な投資行動だと考えます。自分の投資銘柄に固執して資産を減らしてしまっては、なんのための資産運用か分からなくなってしまいます。

【中略】

 別に使わなければならない目的があるお金で株式投資など相場商品に投資してはいけません。これは変らぬ鉄則です。また自分の経済環境や体調が変化すれば、投資スタイルを変えないと、身の破滅に陥ることもあるでしょう。

 ブログなどを7年間近く毎日書いていると、成長しているので、言っていってることが変化してきています。成長しているつもりなんですが、それを理解してくれない人もいるのですね。前と違うことをいっているって、お叱りをうけることや、嫌味を言われることもたまにあります。

 でも、人間は変わるんですよ。たった三日会わない間に、まったくの別人になっている人もいるのです。人間は毎日眠ります。これは再生の儀式といっても良いと思います。辛いことがあっても、悲しいことがあっても、一旦眠り、目が覚めたときは別のあなたがそこにいる。そう考えることによって、人間は生きることの重荷から開放される面もあるのです。

 投資家は投資に限っていえば、節操がなくて良いと思ってます。ある株に投資したとたんに、しまった失敗したって気がついたら売っても良いのです。
 例えば四季報や決算短信をみて投資した、年間経常利益が20億程度の企業のIRをみて、のけぞってしまった事がありました。11億円もの手形不渡りをくらい、手形を発行した企業は破産したという情報が開示されていました。決算短信の発表の翌日のIRを私は見逃していたのです。気がついた途端に、即売ってしまいました。なかなか投資する企業の有価証券報告書や決算短信を見る人も、IRをつぶさに見て投資を決定している人は少ないように思います。しかし「まずい」と思ったら、自分で方針を決めて、その方針に基づいて、投資行動をとる。

 もちろん、迷うことも多いです。そして投資行動をとった結果、損失を大きくしてしまったり、儲けを減らしてしまうことは、株式投資では日常茶飯事です。そのたびに、その失敗を悔やんで引きずって、本当にやる必要のある大切なことをおざなりにしてしまうほど、バカらしいことはありません。時間の無駄遣いなのです。

【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 また、すでに決算発表を行った3銘柄、これから発表する2銘柄の注目株をレポートしています。

 さらにコラムでは、「トランプ発言で大きく株価が揺れ動く投資環境が続きます。株価の揺れに付和雷同しないで、しっかりと業績が伸びている企業に投資したいと考えて、用心しながらも分散投資を心がけています。」と題し、不安定な株価に踊らされず冷静でいるためのポイントや、戦術に触れています。

 加えて、上下しながらも上昇トレンドを描いている2銘柄を取り上げるとともに、有望な決算発表をした企業のうち、業績上方修正が期待できる銘柄と、海外ファンドが買ってきている指標的に割安な銘柄、そして筆頭株主が買い増ししている割安銘柄など3銘柄もレポートしています。

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【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

 1月12日~11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在

 1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
 2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
 3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信

 ※この銘柄は2回配信しました。

 パフォーマンス分布
 +100%以上   3銘柄
 +50%~100% 2銘柄
 +25%~50% 14銘柄
 +10%~25% 15銘柄
    0~10%  8銘柄
 0%以下      3銘柄

 42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。
 詳細は、コラム銘柄も含め、近日中にWebへ掲載します。


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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 ニチリン(5184)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


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