日銀政策決定会合が現状維持と発表された後、追加緩和への期待が剥がれたことや米国の為替報告書の話題等により、為替は円高方向へ推移し、日経平均は急落。
GW中もさらに円高株安を試す動きもあったが、政府要人による介入を示唆する発言等により、為替水準は一旦落ち着いたが、雇用統計をきっかけとして更なる円高を試す展開には注意したい。
先週から決算発表が本格化している。
決算発表と同時に今期の業績予想が開示され、それを基にEPSやPERが算出されるため、投資家の注目が集まっている。
今期業績は前期と比較すると為替が10円以上の円高に振れているため、輸出企業を中心に前期比で減益を見込む企業が多く見られる。
5月半ばには出揃う企業業績は想定為替レートがドル円で110円に設定している企業が多く、現在その水準を下回っているため、ネガティブなイメージを持っている投資家が多いが、出尽くしによる意外高に注意したい。
個別企業では決算発表時の経営陣のコメントで「為替が前年度並みであれば増益を想定していた」という発言も一部出ており、世界景気の鈍化が懸念される中、販路の拡大や利益率の向上が着実に進んでいる点は評価できる。
個別企業については為替の水準だけで全てを判断するのは危険だと思っているし、ベースの利益水準が高い企業は為替の円安方向への推移により、思わぬ業績期待が生まれる可能性があるので注目していきたい。
(Bコミ)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
GW中もさらに円高株安を試す動きもあったが、政府要人による介入を示唆する発言等により、為替水準は一旦落ち着いたが、雇用統計をきっかけとして更なる円高を試す展開には注意したい。
先週から決算発表が本格化している。
決算発表と同時に今期の業績予想が開示され、それを基にEPSやPERが算出されるため、投資家の注目が集まっている。
今期業績は前期と比較すると為替が10円以上の円高に振れているため、輸出企業を中心に前期比で減益を見込む企業が多く見られる。
5月半ばには出揃う企業業績は想定為替レートがドル円で110円に設定している企業が多く、現在その水準を下回っているため、ネガティブなイメージを持っている投資家が多いが、出尽くしによる意外高に注意したい。
個別企業では決算発表時の経営陣のコメントで「為替が前年度並みであれば増益を想定していた」という発言も一部出ており、世界景気の鈍化が懸念される中、販路の拡大や利益率の向上が着実に進んでいる点は評価できる。
個別企業については為替の水準だけで全てを判断するのは危険だと思っているし、ベースの利益水準が高い企業は為替の円安方向への推移により、思わぬ業績期待が生まれる可能性があるので注目していきたい。
(Bコミ)
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