オレたちが
生きとし生ける日本という国は、
沖スロの面白さを理解できる人種と
できない人種とに分けられる。
ま、そんなことを言い出せば、
世に存在するほぼ全てのものは、
個人的な趣味趣向で考えりゃ
「好きか嫌いか?」で分類できるわけで、
当たり前のことを言っているように
取られるかもしれないが、
そういう話と沖スロのそれとは
ちょっと違うのだ。
オレが言わんとすることは、
「沖スロは同じ日本という国の中で、
地域によってそのゲーム性が
受け入れられるかどうかに、
あり得ないほどの差が生じている」
ということなのであァアアアァるッ!!
(急激に隆起した筋肉で軍服を引き裂きながら)
いや、しかしマジな話さ、
1つのものに対して同じ国土でこれほどまでに
地域による好き嫌いが生じてるモノって、
郷土料理や名産品とかを除いたら
あまりピンと来ないのが実状じゃねぇか…?
愛知県で生まれ育った貴方野チェロスは、
21歳の終わり頃に東京へ出てきた。
愛知県といえば、国内でも有数の
沖スロ異常人気地域として知られ、
本場・沖縄県に継ぐほどの
設置台数を誇っているわけだが、
そんな地域で生まれ育った血のせいか、
オレは今さら言うまでもなく
沖スロの面白さにゾッコンである。
しかし、90年代にあの人がヒット曲で
「花の都・大東京♪」と歌った東京は、
実際には全然「華の都」なんかじゃなくてさ…。
ここ数年、ようやく少しずつ
沖スロ設置店が増えてはきたものの、
我が地元のような宗教じみたレベルの熱気には
ほど遠いホールがほとんどでね。
沖スロをこよなく愛するオレとしちゃあ、
大変フラストレーションの溜まる日々を
ここ何年も過ごしているのだ。
しかし、不思議だよなぁ……。
同じ完全告知ノーマルAタイプの
ジャグラーは全国的に導入されていて、
地域による人気の格差も
目立つほどじゃないよね?
さらに、液晶画面を
搭載したAT機なんかは、
地域による趣向の差は
ほとんど生じちゃいないだろ?
なのに、なぜ沖スロだけが……!?
こういう話を始めると、
「そりゃあアンタ、
かつて裏モノが多く設置されてた地域で、
今も裏モノの幻影を求めてるヤツらが、
沖スロにハマってるだけだろ…!?」
という人がそこかしこに現れる。
まぁたしかに、それも一理あろう。
全くもって的外れな意見とは言わない。
しかし、それだけではないハズだ!
なぜなら、現在設置されて
大人気のハナハナシリーズは、
もう十何年も前から
ノーマルAタイプのゲーム性だと
9割方の客が理解しているにも関わらず、
今だに根強い人気を博しているからだ。
もっと言うと、
合法のシステムでかつての裏モノ顔負けの
激しい連チャン性とハマリを実現し、
ゲーム性もバツグンに優れた
『沖ドキ』が登場した後の現在でも、
愛知県には沖ドキファンをしのぐほど
ハナハナファンも多く存在するのである。
沖スロにアツイ想いを抱いている地域の人々が
裏モノの幻影を求めているだけというのなら、
去年からノーマルAタイプのハナハナのシマには
閑古鳥が鳴いてなきゃおかしいハズだろう!?
ズバリ言おう。
オレは人々が
沖スロにハマるか否かには、
『県民性』
が大きく影響していると
確信している。
それじゃあ、
沖スロのゲーム性に
どっぷりハマる県民性とは、
はたしてどんなモノなのだろうか?
次回のコラムではその辺の謎について、
決して「キュイン♪」と騒ぐことなく、
音もなくチカチカと解き明かしていくぞ!
はたして、アナタが住む地域の県民性に
ズッポシ当てはまる部分はあるだろうか!?
もし心当たりがあれば、
沖スロパラダイス候補地として
『株式会社パイオニア』まで
名乗りを上げてやってくれよな…。
待つべし、次回ッ……!!
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