岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/06/21
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2019/06/02配信「大人の『ゴジラ』映画の楽しみ方を、「自分の本質は特撮にある!」と語る岡田斗司夫が魂で解説」の内容をご紹介します。
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2019/06/02の内容一覧
- 『なつぞら』感想と『さらざんまい』を見た外国人
- 『ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ』ネタバレなしの感想
- 『ルパン三世 死の翼アルバトロス』の見どころ
- 年表で見る怪獣映画のブーム
- 『キング・オブ・ザ・モンスターズ』予習のためのゴジラ映画
- 次回予告『ひとの気持ちが聴こえたら:私のアスペルガー治療記』紹介
- レジェンダリー映画な『ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ』
- ゴジラの背びれの意味
- アメリカでのゴジラ人気の理由
- 苦労芸人ケビンと下ネタグランプリ
『キング・オブ・ザ・モンスターズ』予習のためのゴジラ映画
ニコ生やYouTubeで岡田斗司夫ゼミを見ている皆さんにピッタリのゴジラ映画、「こういう人は、こんなゴジラ映画をオススメだよ」というのを紹介したいと思います。
まあ、俺のオススメだから、全て昭和ゴジラ映画なんですけどもね。
(中略)
じゃあ、そんな『キング・オブ・ザ・モンスターズ』見る前の予習として、どれを見ればいいのか?
しばらく前に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見るには事前にどの映画を見ておくべきかについて……そりゃもう、唯一の正解は「22作品全部見る」しかないんですけど。まあ、絞って「これだけは見ましょう」という話をしたんですけども。
今回の『キング・オブ・ザ・モンスターズ』も、ほとんど全てのゴジラ映画から「ここも引用してますよ?」というシーンがバンバン入っているので、本当は全部見た方が楽しいんですよ。
しかし、正直それはシンドいです。
本当にメチャクチャ絞ったら、前作である2014年のレジェンダリー映画版『GODZILLA』だけで大丈夫なんです。
まあ、そのレジェンダリー版『GODZILLA』の次にレジェンダリーが作った、先週の金曜ロードショーでも放送された『キングコング:髑髏島の巨神』も、話が繋がっているし、おまけに次回作は『キングコング対ゴジラ』だから、見た方がいいんですけど。
なので、2014年の『GODZILLA』と『キングコング』を見るのが望ましいくらいなんです。
では、どんなゴジラ映画を見た方がいいのか? あなたにピッタリの怪獣映画は?
というふうなことで、今回、ちょっと考えてみたんです。
まず「怪獣の顔で選ぶ」という方式もあるんですよ。
例えば、こいつが初代ゴジラです。
(模型を見せる)
初代ゴジラの顔はモンスターっぽいんですね。
なぜかというと、この全身のトゲトゲというのは、実は水爆実験の時に皮膚が焼けただれたケロイドなんですよね。もともとは、たぶん、ツルツルの肌をした水性爬虫類だったんですよ。だから、顔にあるデコボコというのは全部、火膨れなんですね。
そんなデコボコした肌と、耳がついているという怪獣が初代ゴジラです。なかなかいい顔してます。
これは、2代目の『ゴジラの逆襲』のゴジラです。
(模型を見せる)
1作目と比べて何が違うのかというと、このポーズでもわかる通り、着ぐるみが動きやすくなってきたので、やや姿勢が直立になって、顔の火膨れ感があんまりなくなってきたんですね。
それでも、相変わらずオバケの顔をしています。
では、その次の『キングコング対ゴジラ』になってくると、どうなるか?
(模型を見せる)
キングコングとの差を出すために、顔がトカゲ型になっています。
真正面から見ると、いわゆる三角形で安定する体系になってきていて、キングコングの人間型に対してですね、ハッキリとトカゲぽい感じになっています。
『モスラ対ゴジラ』のゴジラは、色も、ちょっとこう緑色っぽくなってきて、眉毛が凛々しくなってきます。
(模型を見せる)
この辺から、ゴジラの顔というのが、ちゃんと出来てくるんですね。
1作目というのは、本当に形が取りにくいオバケの顔をしていて、2作目はそこからちょっとずつ目が大きくなってきた。3作目はトカゲの顔。そして、4作目でハッキリと眼球が大きくなって、キャラクターになっていきます。
その次辺りが、もうこれです。
(模型を見せる)
目がハッキリと大きくなっていますね? これ『怪獣大戦争』とか『総進撃』辺りのソフトビニールなんですけど。
昭和ゴジラというのは、こういう感じで、第1作、第2作のゴジラは手が小さくて、第3作も腕は小さいまでも、『キングコング対ゴジラ』での格闘戦を想定した腕の長さになっている。
『モスラ対ゴジラ』では、重厚でありながら、トカゲでもないという、ゴジラというキャラクターをみんなが掴みだした。
で、『怪獣大戦争』や『総進撃』の頃になってくると、もう完成してくるわけですね。
それに対して、ハリウッドがゴジラをどの様に解釈したのかと言うと。
まあ、世間の評判が悪いんだけど、俺は案外好きなのが、ローランド・エメリッヒ版のゴジラです。イグアナのオバケになってるんですけども、
(模型を見せる)
形状そのものを、ゴジラから思いっきり変えてきたわけですね。「ああ、こういう解釈もあるのか」という形になっています。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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