岡田斗司夫プレミアムブロマガ「人気を取るためすぐに脱ぐ！爆笑ロシアのプーチン大統領」:岡田斗司夫プレミアムブロマガ: 岡田斗司夫ゼミ・プレミアム(岡田斗司夫)

岡田斗司夫プレミアムブロマガ　2019/03/28

おはよう！　岡田斗司夫です。

今回は、2019/03/17配信「国家のピンチにすぐ脱ぐプーチン大統領！月着陸を信じないロシア愛国ガイド・ボンさんの巻」の内容をご紹介します。
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2019/03/17の内容一覧

恐怖のロシアと爆笑プーチン大統領

【全文を読む】

　あのね、どれくらい寒いかっていうとね、雪が降るんだけど「積もらない」んだよ。
　わかる？　雪って、結局、なんだかんだいっても氷の結晶なんだ。あれが溶けるから積もって重なっていくんだよね。
　だけど、ロシアというのはそうじゃなくて、あまりに寒すぎて、雪の結晶が、もう砂みたいになってるんだよ。だから、一見すると積もっている気がするんだけど、風が吹いたら、その雪が全部飛ばされるんだよ。
　飛ばされて、地面の上を、砂が模様を描くみたいに、ずーっと動いているんだよね。
　延々と動いているんだよ？　全然積もらない。あんなにね寒いと思わなかったんだけど。

　まあ、前回も紹介した通り……おい、にせテッド、頼む。
（にせテッド、パネルを見せる）
　こんなふうに、川が凍るわけだよね。
　前回の予告で見せた通り、川が凍りつく。
　しかも、そんな凍った川の上で「焚き火」をしているヤツがいる。凍りついた川の上を歩くヤツがいて、おまけに川の上で焚き火しているヤツがいる。
　そして、ついには「映画のロケ」をやってるヤツまでいたんだよね（笑）。
　川の氷の上で映画のロケだよ？　スタッフが10人以上、凍った川の上に乗って、そこにソリかなんか置いて、完全に撮影しててビックリしたんだけれども。

　そういう「寒い」というところが、ロシアは怖いところだね。

岡田：じゃあ、にせテッド、次頼む。

にせテッド：ロシアは怖い！
　怖いところその2「誰も笑わない」！

岡田：そうなんだよね。

　有名な「入国審査の係員」というのがいるんだけど。
　ロシアに旅行に行った人はみんな言うんだけど、入国審査の係員、絶対に笑わないんだよ。
　なんで笑わないのかというと、あいつらみんなKGB（カー・ゲー・ベー）、いわゆる、ソ連国家保安委員会の人らなんだよね。だから、笑わなくて当たり前なんだけど。

　「海外の人は基本的に愛想笑いをしない」と言われるんだけど、そんな愛想笑いをしないフランス人ですら「ロシアに行ったら全然誰も笑わない！」と言うくらい、笑わないんだ。
　まあ、個人個人と知り合いになったら、逆にもう、すごいベタベタするくらい笑って来るんだけど。本当に愛想がない。

岡田：それでは、にせテッドくん、次頼みます。

にせテッド：ロシアは怖い！
　怖いところその3「プーチン大統領が怖い」！

岡田：そうなんだよね。とにかく、どこに行ってもプーチン大統領のお土産だらけなんだよ。
　「ジャニーズを超える国民的なアイドル」と言ってもいいと思うんだけども。

　これね、買ってきたマトリョーシカなんだよね。
（マトリョーシカを見せる）
　1番目がプーチン。
　このプーチンもね、色んなデザインのがあるんだよ。僕は、あんまり荷物になるのが嫌だったから、このサイズにしたんだけど。もうちょっと大きいやつで、プーチンがマシンガンを持ってるやつがあって、それ欲しかったんだけど、ちょっとデカ過ぎたんだよね。
　このプーチンを外すと、マトリョーシカだから、中からエリツィンが出てくる。
　で、エリツィンを外すと中からゴルバチョフが現れる。
　ゴルバチョフを外すと、中からスターリンが現れる。
　そして、スターリンを外すと……もうわかるよね？　中からものすごく小さいレーニンが現れてくるというふうになっているんだけど。

　この「マトリョーシカ」というのは、実は日本がルーツなんだよ。
　19世紀に箱根で休暇を取っていたロシアの修道士が「箱根細工の七福神」を持って帰ったのがきっかけだそうです。
　このマトリョーシカ、色々あるんだけど、本物のマトリョーシカというのは、菩提樹をくり抜いて作るんだって。だから、本当に、木の1点ものなんだよね。木をくり抜いて作っているから。

　でね、このロシア指導者のマトリョーシカには、もう1周り大きいやつがあって、「レーニンをさらに開けると、その中にマルクスが入っている」というやつもあって、それもいいなと思ったんだけど。
　まあ、こういうふうに、プーチングッズがものすごく多いんだよね。

　これは、ロシア土産の大定番だよね？　「プーチンカレンダー」だ。
（カレンダーを見せる）
　もう本当に、こういうのが、いろんな種類売ってるんだけども。

　ポイントは……俺、これも好きなんだけどね。「ヤンキーみたいなバイクに乗っているプーチン」とかも好きなんだけども。
　やっぱり、プーチンといえば、基本は「半裸」だよね？　「プーチンといえば上半身裸！」っていう（笑）。
　もともと、プーチンというのは、すぐに脱ぎたがるので有名なんだよね。この人、上半身裸でハンティングしてるんだけども。

　他にも、これ、見てくれるかな？
（パネルを見せる）
　これ、バタフライで泳いでるプーチンなんだけど。泳いでる場所、これ、シベリアだよ？
　これは「プーチンの夏休み」なんだけど、いくら夏休みだからといって、シベリアの湖で泳がなくてもいいじゃん（笑）。

　実は「ロシアが国難に遭ってピンチの時、ここぞとばかりにプーチンは脱ぐ！」っていう説があって。
　これ、どういうことかというと、例えば、2014年、5年前にウクライナと天然ガス紛争が起きた時に、すかさずプーチンは「上半身裸で馬に乗る」という写真を公開したんだよ。
（パネルを見せる）
　ウクライナと天然ガス論争で、本当に大きいトラブルになりかけて、流石にプーチンの人気も支持率が落ちてきて、新聞でもプーチンに対する批判とかがマジで出てきたタイミングだったんだけど。
　しかし、この写真を出した瞬間に、反対市民運動とかメディアが、あっという間に落ち着いて、「やっぱりプーチン頼りになるわ！」ということになったんだよね。

　これ、本当に効き目があって。
　その次の年の2015年、今度は原油価格が下落した時、ロシアの経済の生命線であるロシア産の原油価格がすごく落ち込んで「もうダメか！？」と言われた時に、プーチンが出したのがこれなんだ。
（パネルを見せる）
　この時は裸じゃなかったんだけど「筋トレしている姿」っていうのを出したんだよね。
　この筋肉トレーニングしている姿を出した時には、メドベージェフ首相も一緒に筋トレしているという、「大の男2人がTシャツで筋トレしている姿」を公開して。おまけに、これは連続写真になっていて「その後、2人が肉を焼いてテラスで食っている」という写真まで出したんです。
　そしたら、本当にあっという間に人気が回復したんだよね。もう本当に「ロシアって何考えてるんだ？」って思うんだけど。

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