岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/12/14
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2018/11/18配信「ハリウッド版『もののけ姫』はインディアン対大怪獣映画だ!お金と幸福の不思議な関係」の内容をご紹介します。
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2018/11/18の内容一覧
- 新刊告知『ユーチューバーが消滅する未来』
- ハリウッド版『もののけ姫』を作るとしたら?
- 川村元気の書いた小説『億男』
- 岡田斗司夫のお金の話
- 勝間和代『インディペンデントな生き方』
- 金持ち相手のエグい商売を描いた『プライベートバンカー』
- お金は人を幸せにするのか?
- ZOZOTOWN前澤社長的な生き方と宮崎駿的な生き方、どちらを選ぶ?
- 人生を修行だと考える、宮崎駿的な生き方
- 人生をゲームと考える、前澤社長的な生き方
- 森博嗣が趣味とは何かを語った『ジャイロモノレール』
- 研究の五段階
勝間和代『インディペンデントな生き方』
勝間和代という評論家は、かつて「インディペンデントな生き方」というのを提唱したんだ。
『インディペンデントな生き方』という本の中で、彼女は「経済的な独立によって、女性は自立出来る」と語っていた。
「社会はいつも理不尽に、色んなことを縛ってくるんだけど、自分が経済的な独立性さえ持っていれば、その中で自由を得ることができる」と。まあ、つまり「お小遣いさえあれば、家から持ってくる弁当や、学校で充てがわれる給食以外に、パン屋に行ってパンが買えるよ」というくらいの意味なんだけど。
「それにはまず、経済的な独立性がなければどうにもならないよ」というふうに、15年だか20年前くらい前から、勝間和代は語ってたんだけど。
でも、こういった「お金を持って自由になることは良いことだ」という考え方が、「人間は、誰しも独立とか自由を得るために、経済的に自立しなきゃならない。そんなふうにならなきゃダメだ」という義務になっちゃったら、正直、お金なんていくらあっても足りないんですよね。
バカに限って、「欲しいものなんて私ならいくらでも思いつきますよ! お金は必要じゃないですか!」って言うんですよ。
でも、バカの言う「いくらでも思いつく欲しいもの」っていうのは、結局、自分が読めもしない賢そうな本とか、立派な本とかを買って図書館を作るのと同じでなんですよね(笑)。
読めもしない本をいっぱい買って、図書館を作るということは、賢いことではないのと同様に、ろくに使いもしないガジェットや、着こなせもしないような服を山程買って、家の中をギッシリすることは、決して「豊か」ではない。
(後ろに積まれた、大量の作っていないプラモの箱を指して)
こんなふうに、作らないプラモデルを山のように並べることも、段々とシンドくなってきたんだけども。まあ、俺は「これは「オブジェ」として好きだから」って言ってるんだけども(笑)。
まあ、そういうふうに考えるわけだよね。
お金というのは、今言ったように「いろんな側面があるな」というふうに、面白がりさえすれば、怖くなくなるし使いこなせると、自分自身の経験から思います。
あのね、俺「自由さ」っていうのは、勝間和代の言うように、経済的な自由の上に立っているんじゃなくて、面白がることだと思うんだよね。
面白がる以外の目標をあまり持たないようにすること。面白がる以外の価値観をあんまり持たないようにすることが、実は案外、自由への近道じゃないかなと思ってるんだけど。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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