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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「橘玲『幸福の「資本」論』に学ぶ、幸せになるための戦略」

2018/09/05 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/09/05

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2018/08/19配信「友人不要論は正しいのか?!橘玲の『幸福の「資本」論』をもとに解説!」の内容をご紹介します。
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2018/08/19の内容一覧

『幸福の「資本」論』に書かれた8つの人生パターン

 『幸福の「資本」論』で橘さんは、「財産がある/ない」、「金になる能力がある/ない」、「人間関係がある/ない」という、2×2×2の8つのパターンで幸福の形を定義しています。
 そして、それぞれのパターンをピラミッド構造にした図を本の帯に載せるという、なかなかエゲツないことをしてるんですけども(笑)。

 まずは、「3つの資本をすべて持っている」という「超充」。まあ、すべてを持ち合わせた、リア充のさらに上を行く超充というパターンです。
 ちなみに、『ウルトラマンエース』に出てくる怪獣のことを「超獣」って言うんですけど(笑)。

 その超充の1つ下には、3つの資本のうち2つを持っているパターンが並びます。
 その1つ目が「財産はないんだけど、稼ぐ能力があって友達もいる」という「リア充」。
 次に、「財産はあるし友達もいるんだけど、稼ぐ能力がない」という「旦那」。
 「財産があって稼ぐ能力もあるんだけど、友達がいない」という「金持ち」ですね。

 そして、その下には、3つのうち1つしか持っていないパターンというのが並びます。
 まずは「財産しかない」という「退職者」。
 次に「稼ぐ能力だけしかない」という「ソロ充」。
 「友達だけしかない」という「プア充」。

 そして、一番下は「すべて持っていない」という状態の「貧困」。
 こんなふうに分けています。

 こうやって分けていくと「いやいや、俺はもう「貧困」だよ。なんにも持ってないや」って考える人が多いと思うんですけど。橘先生の定義は、わりと正確で精密なんです。なので、もう少し話を聞いてから自分の立ち位置を考えてください。
 すべて揃った「超充」というのは、この本の中で「現実にはありえない」と書いてあるんですね(笑)。
 そして、「すべて持ってない「貧困」というのも、あんまり考えなくてもいい」と描いてあります。つまり、どれか1つでも手に入れられたら、もう上の層に上がれるわけです。
 「超充というのは現実にはありえない。そして、貧困というのは、実は1つでも手に入れられれば、すぐに1段あがれる」というのがわかっていないから、みんな、この2つのパターンに惑わされてしまうんです。
 例えば「全部揃ってない限り、俺は駄目なんだ」と思ったり、「何もかも持ってないから俺は駄目だ」って思っちゃうんですね。
 そうではなく、「だいたいの人間はですね、この8つのパターンから2つを除外した6つの中に収まるよ」と書いてあります。

 「3つの資本のすべてを揃えるのは難しいが、せめて2つを揃えられれば、幸福と言える条件は揃う。では、どうすればこの2つを揃えることが出来るのか? そして、幸福になれるのか? 3つの資本を解説しながら、その答えを追いかけます」というのが、Amazonに書いてある、この本の紹介文です。

 では、これをどういうふうに応用するのか?
 この本には「資本と資産の循環」と書いてあります。つまり、「持っているものを投資して、別の形にして利益を得るという循環が発生する」と言っているんですね。

 例えば、ZOZOTOWNの社長というのがいますよね。ZOZOTOWNの社長というのは、アイドルというか女優さんというか、そういう女の人と付き合ってるんですよ。
 この本での解説に照らし合わせると、「ZOZOTOWNの社長は、金と地位を使って、見事、剛力さんと付き合っている」ということになります。
 つまり、「金融資産」で得たお金で、例えば「プライベートジェットを使ってロシアに行くデートをする」みたいに、お金を稼ぐ能力=「人的資産」をアピールして、男らしさを見せつけて、「アイドルとお付き合いする」という人間関係=「社会資本」を手に入れている。
 自分が持っている資産を使って、別の形の資産を手に入れることをしている。「足りない部分を、持っている資産を投資することで手に入れる」ということがこの考え方の面白いところです。
 要するに、「人的資産しか持っていないから駄目」というのではなく、「人的資産を投資することによって、社会資産にしたり金融資産にすることが出来る」というのが、この『幸福の「資本」論』という本の考え方のベースになっているんです。

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