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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「【ゼミ室通信】映画を作ってみたいんです(後編)」

2017/04/20 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/04/20

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今日は岡田斗司夫の【ゼミ室通信】をお届けします。
DMMオンラインサロンの岡田斗司夫ゼミ室では月に1回オフ会があり、ここで質問や相談を受け付けています。

今回は、映画を作ってみたいという人からの質問に答えました。

中編の内容

 映画を作りたいと思っています。でも体にハンディがあるので、難しいと思っています。アドバイスがあればお願いしたいです。という質問者に「まず映像を撮るということ自体がふつうに難しいことで、ハンディがあるかどうかは、その苦労が1.2倍になる程度であまり変わらない。
 あなた自身に才能・お金・人脈のどれかがあるか? どれかひとつでもあれば、その他2つを呼び込むことができるという話に至ました。


何が売れるかを考えて、すぐにアクションを起こそう

岡田斗司夫:
 いつか映画撮りたいんですって人いるけど、だいたい作るやつって、それを誰かに相談する前に、恥ずかしい作品を1・2本撮ってる。
 こういうやつはだいたい作る。でも準備できてから作ろうって人は、あまり作られへんと思う。
 小説書いてみようと思ってるんです、という人と、もう書いてるんですという人には0と1の差がある。
 この0と1の1を100にするのってそんなに難しくないんだけど、0を1にするのってめちゃくちゃ難しいから。
 どうですか? 具体的にどうします? 明日から。

質問者:
 うっ。と、とりあえず小説を書きます。

岡田斗司夫:
 どこに投稿する?

質問者:
 ええと、それままだちょっと。

岡田斗司夫:
 あかん! 本屋行って『公募ガイド』見て。映像が目的なのだったら、原作大賞とかがいいと思うけど、まず自分の作品が漫画化されることを狙って、そこから、映像化だったら最短距離だと思う。
 そうなってきたら、自分にハンディがあるとか関係ない。ほかのやつらとの、どのくらい面白さ勝負になってくる。
 気をつけることは、映画屋さんが映像化したがるようなお話を作る。

質問者:
 映像化しておもしろそうなものを?

岡田斗司夫:
 いや、売れそうなものを。
 そうなってくると、さっき出た「おもしろい」って何だろうになってくるじゃない。
 それは心の中の1割にとどめておいて、のこり9割、売れるということを考えると、これまで考えた「おもしろいって何だろう」が役にたつから。
 おもしろいって何だろうって考えてもあまり実にならない。
 それよりも売れるって何だろうって考えたほうが、自分なりに「こうすれば売れるんだな」というパターンが2つか3つ見つかればそれで書けるようになる。
 こういうのって、ひとりひとりに問い詰めるようにして聞かないと、最終的にわからないから、色々聞きました。つっこんでごめんね。

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  • 『『シン・ゴジラ』を100倍ディープに観る: 岡田斗司夫ゼミスペシャル』

  • 価格:980円(Kindle Unlimited読み放題対象)
  • 内容紹介:
    日本中にムーブメントを起こした『シン・ゴジラ』とはいったい何だったのか?
    『エヴァンゲリオン』の庵野秀明は、なぜゴジラ映画を作らなければならなかったのか?
    『シン・ゴジラ』によって、これから日本映画はどう変わっていくのか?

ガイナックスの創業者であり、オタキングとして知られる岡田斗司夫が、『シン・ゴジラ』の深層構造をえぐり出します!
劇場版で見た人も、見なかった人も、これからBlu-ray/DVDを見る人も、本書を読めば『シン・ゴジラ』、そして映画の見方がきっと変わります。

■目次(抜粋)
○第1章 『シン・ゴジラ』を必ず見なければいけない5つの理由
・制限がもたらしたスピーディーなカット割りと、「ラップ」っぽいセリフ
・テレビの『ウルトラマン』が映画館の怪獣を倒した
○第2章 『シン・ゴジラ』の致命的な5つの欠陥
・『シン・ゴジラ』は怪獣映画として95点だが、映画としては65点
○第3章 『シン・ゴジラ』の深層構造を解剖する
・「ゴジラが東京に上陸する」本当の理由とは?
・なぜ主人公とヒロインは二世政治家なのか?
○第4章 庵野秀明はなぜ『シン・ゴジラ』を作ったのか?
・『シン・ゴジラ』でこれからの日本映画はどう変わるか?
・『シン・ゴジラ』の役者はなぜうまく見えるのか?
○第5章 Blu-ray/DVD版『シン・ゴジラ』鑑賞ガイド

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