『NEWSを疑え!』第388号(2015年4月16日号)

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【価格】1,000円/月(購読料のうち半分は、研究所の活動に対する維持会費とお考えいただき、ご理解をいただければ幸いに存じます。) 
【最新発行日】2015/4/16
【発行周期】毎週月曜日、木曜日 
【次回配信】4/20

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【今回の目次】 
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye) 
◇◆IT立国エストニアの今
◆スカイプはエストニアで開発 
◆国境監視システムを輸出 
◆世界のIT社会のモデル 
◎セキュリティ・アイ(Security Eye) 
・イラン最高指導者、核合意への姿勢を修正 
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之) 
◎ミリタリー・アイ(Military Eye) 
・中国とイランに輸出されるロシア対空ミサイル(西恭之) 
◎編集後記 
・19日の報道品質セミナーに向けて

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◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
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◇◆IT立国エストニアの今

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川 和久

Q:当メルマガ2015年3月9日特別号「テクノ・アイ」で、おなじみ静岡県立大学グローバル地域センター特任助教の西恭之さんが、エストニアが国境監視技術を輸出していると報告してくれました。資源なき大国・日本の生き方を考えるときの参考になりそうです。今回は、エストニアのIT立国について考えを聞かせてください。

小川:「エストニアと聞いても、ピンとこない日本人が大部分かもしれません。2013年に大相撲を引退した元大関・把瑠都の出身地とは、聞いたことがあるかもしれませんが。エストニア共和国は、バルト海に面する『バルト三国』のいちばん北の国です。バルト海のフィンランド湾を隔てて、北はフィンランドで西がスウェーデン。陸続きで接しているのは、南はラトビア(その南がリトアニア)で東がロシアです」