『NEWSを疑え!』第387号(2015年4月13日特別号)

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【価格】1,000円/月(購読料のうち半分は、研究所の活動に対する維持会費とお考えいただき、ご理解をいただければ幸いに存じます。) 
【発行日】2015/4/13
【発行周期】毎週月曜日、木曜日
【次回配信予定】4/16
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【今回の目次】 
◎テクノ・アイ(Techno Eye) 
・超音速でない?中国の新型対艦ミサイル 
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之) 
◎編集後記 
・丹下甲一さんという官僚のこと(小川和久)
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◎テクノ・アイ(Techno Eye) 
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・超音速でない?中国の新型対艦ミサイル

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 米海軍情報部は4月9日、中国海軍の任務・戦略、戦力、指揮系統に関する報告書をほぼ6年ぶりに公刊した(前版は2009年11月刊)。今回の報告書『人民解放軍海軍――21世紀の新たな能力と任務』の、戦力に関する目玉となる個所は、対艦巡航ミサイルYJ-18(鷹撃18)の潜水艦と新型駆逐艦への配備が始まったという記述だが、中国における報道と異なり、米海軍はいまのところYJ-18が超音速だとは表現していない。

 中国政府系英字紙チャイナデイリーは4月3日、中国中央電視台(CCTV)の映像と中国海軍ウェブサイトからの情報として、超音速対艦巡航ミサイルYJ-18の垂直発射装置を備えた、3隻の093G型攻撃型原潜が完成し、就役を待っていると報じた。