見た瞬間、「そうか、これか!」と感動しました。
誰も書いてくれる人がいないので、「赤ちゃんのいる老人介護デイサービスのすごいところ」を書いてみます。|ワタナベ・J・フォックス|note(ノート)
仲間とともに、赤ちゃんのいる老人介護デイサービスを運営しています。
赤ちゃんを連れて、スタッフは出勤してきます。普通です。現在は、運営しているメンバーも含めると、半分くらいが赤ちゃんを連れて仕事にきます。
基本的には、0歳から3歳までを赤ちゃんって呼んでます。4歳からは幼稚園に通う感じですね。
別に、託児所併設とかではなく、一緒にいます。
昔、『崖の上のポニョ』を見た時から、老人と未就園児は一緒にいればいいのにと思っていました。宗介と隣の施設の老人たちとの交流はとてもほほえましいです。
なので、保育園と介護施設隣にすればいいんじゃないかなあ、でも現実はいろいろ問題があるのかなあとぼやっと考えていたのですが、そんなのよりもっとすごいやり方で、しかも、もう4年も運営されている! 絵空事ではなく、現実なのです。
これは保育園と介護施設を隣接させるのではなく、スタッフが子供をつれて出勤するのです。すごいコロンブスの卵。問題もあるでしょうが、すでに彼らが実践して、いろいろあぶりだしていることでしょう。これから始めるのは、ずっとバリアが低いことでしょう。
介護施設にタダで学生に住んでもらうという取り組みを見たことがあって、それも素晴らしいと思いましたが、これはさらにうまい仕組みではないでしょうか。
介護って仕事じゃなくて「暮らし」
この仕組みのすごいところは、なんといっても、次の1文に集約されていると思います。いや、介護って仕事じゃなくて「暮らし」なんじゃないかって思います。
介護を受ける人達にとって、それは美容院行くのとはまるで違います。毎日の暮らしそのものです。赤ちゃんや未就園児にとっても保育園は、人生そのものでしょう。であれば、その場は限りなく「暮らし」を演出できた方がいいのだと思います。その点で、本物の「赤ちゃん」がいることは、この上ない効果があるのではないでしょうか。高価な癒やしロボットもかなわないでしょう。
そのほかにも「すごいところ」が元記事にはたくさん書いてあります。素晴らしい。
他にもあります。親の立場だとおおっぴらに書けないかもしれませんが、
赤ちゃんがお母さんといられる
赤ちゃんや子供にしても、こんなに素晴らしいことはありません。なにしろお母さん(あるいはお父さん)と一緒にいられるのですから。この形態が広がれば、介護職は人気出ることでしょう。子供と一緒にいられる仕事として。
まだあります。これも当事者はおおっぴらには書きにくいことですが、
保育園代がかからない
介護職の給与は恵まれているわけではありません。保育園費は決して軽い負担ではありません。子供といられ、しかも保育園費もかからないとなれば、希望する人はたくさん出てくることでしょう。
しかし、それは単に一家族の家計の損得の話ではありません。
ある意味家事と似ています。私は子供の時、日本はこれからどんどん豊かになって、きっと家事はすべて家政婦さんがやるようになると思っていました。自分の家はいわゆる中流家庭でしたが、その中流家庭がすべて家政婦さんに任せるようになるのだろうと。
まあ子供の頃の呑気な妄想ですが、
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