木曜ですが昨日祝日だったので気楽に始める[S]です。

 NHKの番組技術展に参加したこともあり、ふと国からどれくらい予算もらっているだろうと思いました。

 平成26年度 収支予算、事業計画及び資金計画

というページからPDFを開くとわかります。平成26年度は、収入6630億円のうち97%の6428億円が受信料収入です。国や自治体からの交付金はわずか0.5%の35億円。それも、法律で定められた国際放送などに充てられていて、たとえばその国際放送費は158億円とどこまでが国の範囲かわからないので単純に赤字とは言えませんが、頼まれることをやっているだけと言えそうです。

 つまり、NHKは国の言うこと聞くことなくて、ほとんどのお金を出してる国民の言うことに耳を傾ければいいわけです。

 でも NHK の予算は毎年国会で審議されています。なんで?と思ったら、それはそのままQ&Aに出ていました。

 なぜ、国会でNHKの予算を審議するのか

○NHKの主たる財源である受信料は、広く視聴者のみなさんに公平に負担していただく公金であり、その使途については、放送法で一定の範囲に限定されてはいるものの、その範囲ならNHKが自由に使い得るわけではなく、国民・視聴者(受信料支払者)の了解を何らかの形で得る必要があるものと考えています。

○一般にこうした国民のための監督業務は行政が行うのが通例です。しかし、NHKは放送機関であり、放送の自主自律 、表現の自由を確保する観点から、行政ではなく、視聴者、国民の総意を代表するとされている国会が、NHKの予算等の審議・承認を行うこととされているものと理解しています。
 なるほど。まあ伝統的な仕組みで言えば、たしかにNHKの予算を審議・承認するのは国会ということになるのでしょう。

 しかし、時は平成、ITが超発達しています。受信料を払う視聴者の声は、国会なんか頼らなくてもいくらでも手に入ります。ニコニコ生放送だと最後に「よかったですか?」のアンケート取ります。テレビもデジタル放送になって、リモコンに「青」「赤」「緑」「黄」のボタンがつきましたから、同じこと簡っ単にできます。

 さらには、衆議院選の予想なんかみたいにより複雑なアンケートも取れます。番組を端っこに出しながら、L字の領域にアンケート出して答えてもらえばいいわけです。