未来の普通:たまに馬車目線付き

都市ブランド講演会を聴いてきました。

2014/07/28 23:30 投稿

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 昨日は、福山市主催の本田勝之助先生による都市ブランド講演会を拝聴しました。定員200名ほぼ満席ではないかと思われる盛況ぶりでした。

 講演で学んだことをもとに今後さそねっとがどんな活動をするべきか現状整理の巻。

 講演で、特に強調されていたのはインナーブランディング。外の人にどう見えるかではなく、福山市民自身にどう見えるかに注目しようということです。

 この点は私自身も薄々感じていたので、ばしっと強調されてとても心強かったです。私が福山に来て、2年余り。京都出身で東京やアメリカに住んだこともありますが、福山の暮らしは最高です。いや、どこの暮らしもその時は最高でしたが、今の私のステージには京都・東京・アメリカより福山のがいいです。

 なのに、(どこの地方都市も同じではないかと思いますが、)福山の方と話をしていると、福山は大したことないと言われることが良くあります。その度に私はいかに福山がすばらしいかを力説して、相手をねじ伏せてまわっています。
 このブログでも地方都市が素晴らしいことをうったえるため、福山の素晴らしさをたまに話題にしますし、これからも続けていこうと再認識しました。

 「福山は大したことない」ですが、そういう方に実際にどこが悪いかという点を具体的に検討すると、困るほどではなかったりします。
 あえて私自身の話をすると、福山市で気付いた点として、となりの笠岡市にある充実した運動公園みたいなところがないことや、となりの府中市にある工作のできる児童館みたいなのがないと話したところ、「あー、福山、保育はいいけど、子育て支援はだめだよね〜」と言われました。「え?保育はいいんですか?」と聞いたら、そうなんだそうです。
 具体的にどういいかは聞いていないのですが、次男の二年間の保育園生活は大変素晴らしく、不満がないどころか感謝しまくっています。ですから、具体的にどういいかまだ調べてないけど、疑いの余地はありません。素晴らしい保育所を持つ福山に暮らしながら、笠岡や府中の施設も利用できて、おいしいどこ取りだったのです。

 そんな風に福山の生活を一つ一つ紐解いていくと、都会の弊害もなく、田舎の弊害もない、とてもバランスが良い環境が見えてきます。

 なので、ごく生活に密着した部分、たとえば保育がどれくらい充実しているかというのを、一つ一つ、分かりやすく分析して福山の人に知ってほしいと思います。うまく他の街と比較しながらできるといいのではないかと思っています。

 また、福山で行われている活動が日本や社会の中でどんな位置づけなのかというのもわかりやすくしたいです。
 たとえば福山にはトレイの大手エフピコがあって、なのでリサイクル事業も盛んで、工場見学にも何度か行きました。確か日本の中でもかなり規模も大きく技術も進んでいるはずです。昨日の講演会の資料にもリサイクル関連のパンフレットがはいっていました。しかし、日本の中での位置が書かれていません。日本で何番目ですよとかこの技術はここから生まれたんですよとあれば、それを見た福山の人がちょっと誇りに思えるはずなのですが。

 つまり当たり前なところも、ちゃんとそこそこなことを示し、ちょっと誇りに思えるところも、それを分かりやすく示す。そういう手間がかかり地味な作業を実直に続けることが、「ええとこに住んでるんよ〜」、と思える福山の人が増える唯一の方法ではないかと思います。

 ですから、ここでの情報発信はその点を意識しようと改めて思いました。もちろん、それが福山の人のためだけに書かれると他の人には意味がなくなってしまいますから、都会の人の気にも止ま、ほかの地方の人もいやいやうちもと思えるような内容を目指したいところです。あるいは都会の人でも自分の住んでいる街の自慢がしたくなるような。

 ところで、今回大盛況の講演会に出て、とても気になっていることがあります。それはみんながどういう問題意識を持って参加しているのかということです。 

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