前回は、山中伸弥教授騒動のような案件は研究やイノベーションに対する重篤な挑戦であることを取り上げました。
【馬】山中伸弥教授の騒動は、全科学者とイノベーションへの重篤な挑戦
このような問題が深刻になっているもう一つの理由は、論文で研究や科学者の実績を評価するというシステムが疲弊して来たからです。論文は、長い間研究や科学者の実績を示すほぼ唯一の指標として使われてきました。
しかし、長年使われてきた大学入試が、時代の流れとともに求められる人材に必要なものからズレてきてしまっていることや、すっかり対策が進んでしまって真の学力よりテクニックの問題になってしまっていることと同じようなことが起こっています。
たとえば、いまや研究成果を youtube で発表するのは普通のことですが、それをきっかけに企業との共同開発が始まり実用化されることもあるでしょう。このプロセスで論文は直接は関係ありません。
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