先週のお盆休みには、両親と弟一家も共に総勢10人でキャンプに行きました。私たちは福山、近畿、関東とばらばらに住んでいますが、弟がキャンピングカーを手に入れたと知り、ならキャンプしようということに。母親がキャンプをしたことがないと言っていたことを心のどこかで覚えていました。
この酷暑の中、熱中症が心配でしたが、無事乗り切り、楽しく過ごすことができました。両親も暑かったとは思いますし、いろいろ不備もあったと思いますが、楽しんでくれた、と思います。
両親の本心はともかく、この両親の状況に憧れます。自分の子や孫が集まって賑やかにしている。私にとって今、人生真の勝ち組とは、その状況です。福山に引っ越してからは義父母にそれを見せつけてられています。その度「もう子育ていいから、早く孫が欲しい」という想いが強くなります。
世の中いろんな人の成功話を聞きますが、そんな成功も、この幸せに比べたら、とてもささいなことに思えます。学生の頃「ゴットファーザー」で、老いたヴィトー・コルレオーネが庭のトマト畑で楽しそうに孫と鬼ごっこをしている時にぽっくり逝ってしまうのを見て、「なんて幸せな死に方なんだ」と強烈に憧れたのを思い出しています。その頃から既に憧れていたようです。
しかし、この夢は自分の力だけでどうにかなるものでもありません。同じゴッドファーザーになりながら、マイケル・コルレオーネはビトとは違う最後を迎えることになります。彼ら二人を分かつものはなんだったのか、運命のイタズラなのか、それぞれが選んだ生き方なのか、もちろんどちらか100%という話ではないのでしょう。
どんなに望んでも叶わないかもしれない、それでも、この孫に囲まれて暮らしたいという魔法、かかってしまえばなかなか素晴らしい効果をすぐに得られます。
・ブレない生き方ができる
孫に囲まれるまでは長い道のりです。それまで変えずに持ち続ける目標があるということは、ブレずに生きるための懐刀になることでしょう。もちろんそのときそのとき、短期的な目標もありますが、それがころころ変わることになったとしてもそんなに心細い思いをせずに済みます。(参考:自分はブレてる…と悩んでいる人へ )・健康に気を配る
孫とトマト畑で鬼ごっこするためには、それまで健康でなければいけません。このキャンプの間、知り合いから頂いた年期もののうちのテントと、たまたま同じメーカーで去年弟が買ったテントが並んで、結構技術革新あるねーとみんなで感心してたところ、
父親「胃カメラも随分細くなったよね」
私「う。まだバリウムしか飲んだことない」
父親「は? バリウム飲んだって、影があったらどうせ胃カメラになるのに、バカなの? 死ぬの?(意訳)」
となじられるはめに。さすが健康に関しては、親にはまるで歯が立ちません。孫に囲まれるためには、次は胃カメラデビューでしょうか。
・現実的なターゲット
私は今からF1レーサーになることはできません。宇宙飛行士も無理です。ビリオネイアになる夢はまだ叶うかもしれませんが、実現可能性は極端に低く、それだけを目指すのはいろいろ無理があります。それに比べ、孫に囲まれるというのは、それなりに現実味があります。仕事の内容は問いません。主婦・主夫を含めあらゆる職業の人が共通に持てるターゲットでもあります。
もちろん、誰もが目指さなくてはいけない夢というわけではありません。また望んでも叶わないかもしれません。そうなったらその中に幸せを見つけて行くことなるでしょう。私は夢だったF1レーサーにも宇宙飛行士にもなれてないけど、これっぽっちも不幸ではありません。
・仕事をがんばれる
その現実的な夢に対し、しかし、夢のためには努力しなければなりません。その一つは、
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