最近、「事に向かう」「事に当たる」といったキーワードを良く聞きます。変化の激しい現代社会において、このことは極めて重要になってきているのです。
例えば、先日のDeNA南場さんの講演にも「ことに向かう力」として出てきます。
DeNA南場さんの講演「ことに向かう力」がいい話だったので全文読め - NAVER まとめ
「人や自分に向かわずに、コトに向かう」。それが今日の1つのメッセージなんです。そうですね、ちょっと抽象的な言い方だったかもしれないですが、誰についていくとか、誰に評価されるとか、あるいは自分ができる、できない、もう少し成長していかないといけないのではないか。そういうことに意識を向けるんではなくて、純粋はチームの目標や自分の目標に向かって、それに本当に集中してみると、すごく充実した人生が送れるんじゃないかと思います。
いつの時代でもこのことは正しいのかもしれませんが、大切なことは、この変化の激しい現代社会では特にその傾向が強まっているということです。
なぜなら、変化は「事」から起こっているからです。ですから、予感レベルとしても、そこに未来を見ることができます。
しかし、人に向いていたらどうでしょう。我々は自分自身も含め、過去からの蓄積でできているわけですから、誰かに評価されるとか、自分ができる・できないを自己評価するのは、ほとんどの場合過去の基準になります。もちろんこのミラフツのように未来の基準に焦点を合わせようとする試みもありますが、未来そのものではなく予測でしかありません。そこでなにかを、ウケのいい昔ながらのやり方で今始めたところでうまくいかないことは日常的にあります。
一方で「事に当たる」ことは、現在の最新基準で結果が決まるということです。
逆に爆発的に人気の出ている「艦隊これくしょん」というゲーム。戦艦を集めて戦い、戦艦を増やしてまた戦う、ありがちなゲームですが、ちょっと違うのは戦艦それぞれが美少女。このゲームなんとPCベースです。このスマホ・タブレット全盛の時代にです。爆発的なヒットの裏で、昔戦争に行っていた方や、設計してた(!)方まで楽しみ始めているという盛り上がりようです。このスタッフさんたちが、世の中の流行りはさておき、自分たちの目標を追いかけた結果なんだろうなと感動することができます。今後PCゲームも流行ることでしょう。
しかしながらこの「事に当たる」言うは易し行うのは難し、人に向かわず、目標を持ち「事に当たる」ことは容易なことではありません。以前詳しく考えました。
目標を持つという護身術
自分自身の目標を持つことはそんなに簡単なことではありませんし、南場さんの言葉にもある通り、それで充実できるかというとそれも簡単ではありません。さらに、
コメント
コメントを書く