昨日参加したイベントの主催だったMIT-EFJの理事長で、サイバー大学の学長でもある川原さんにいろいろお話を伺うことができました。サイバー大学のお話を聞いていると、今ある大学の問題点が浮き彫りになります。珍しい形式ではあるので、実際に入ろうと思うと考慮する点もあるかもしれませんが、とりあえずは、この未来な大学の様子を紹介したいと思います。
最近、大学の将来については、
【馬】どうなってる? 10年後の大学
教育は無償化するのか。3つのポイント
で取り上げました。
大学は費用が高い割に、その費用が回収できる程、より給料の高い仕事に就けなくなっているらしいことから、今後大学費用は価格破壊が起こるのではないかということ。大学の授業をまじめに受けることで身につけられる範囲以外の能力が社会で要求されていることなどを考えました。
さて、サイバー大学、授業は好きな時間にオンデマンドで受けることができます。いわゆる通信制大学の一つですが、ツイッターとの連携など、よりネットでの履修に適した形のようです。
このサイバー大学の卒業生にこんな人がいたそうです。高卒後中華料理屋で働きながら履修、インターンを経て大手通信会社に就職したというのです。
今大学では、いかに授業を工夫しようとも、大学の授業をまじめに受けてもらうだけでは、社会人に必要な能力をつけられないことを認識していて、インターンシップなどにも積極的です。
でも大学では、「授業や学期の合間」にインターシップをしなければなりませんが、サイバー大学のような形式なら、「インターンシップの合間」に授業をうけることができます。そしてそのままお互いに合うようなら、そのまま就職。そんな風に就職できたら、理想ではないでしょうか。
私自身は、大学の講義にはまったく出ず、サークル活動やバイトばっかりしてたので、自分のペースでできるオンデマンドの授業システムがあってただろうなと思います。一応授業に出ることにはなっているので、結局さぼってサークルでしたが、出なくていいなら、堂々と何か入れられるのかと思うと夢が広がります。離島でボランティアしながら履修とか。世界一周しながら履修とか。
普通の大学でも授業に出なくていい授業増やせばいいと思います。普段はビデオで好きな時に。たまには講義室に集まる。その時は単に教科書をなぞるのではなく、学生を巻き込むような内容。生放送もして、どこからでも参加できるし、コメントもできる。その時に参加できない人は、後からタイムシフトで見る。楽しい授業なら、一般のコンテンツと同じように、タイムシフトより生放送で、生放送より現地で受けたくなります。すでにやってるなんて話も聞きますから、きっとどんどん増えることでしょう。
10年後の大学は社会人でも何度でも行きたくなるような「知のエンターテイメント」になりそうな気がします。本当に楽しみですね!
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