34c9780f2f6e84ccb8dc82aef19422023fcf5dbc

 これからは、何か作りたくなったらプロと一緒に作ることができるようになります。

 先日、NHKのニュースで結婚指輪の作り方を教えてくれるサービスが紹介されていました。

 ふたりで作る “結婚の記念„

 結婚指輪がほしい婚約者同士で教室に訪れ、プロに教わりながら指輪を作ります。銀粘土というのをつかうと最初は粘土のようなので、作業しやすく、彫金などの経験が全くなくても構いません。仕上げの部分はプロにしてもらうこともできますから、できあがりはまともな指輪になります。こうして、世界に一つずつしかない指輪を作りながら、互いの絆を深めあうことが出来ます。 

 モノ作りは新時代に入っています。DIY (Do It Yourself) が進化し MAKERS と言われ、様々なものが誰にでも作れるようになってきています。

 世界中のプロたちは自分たちの仕事がなくなるのではないかと不安なのではないでしょうか。

 でも、高い技術があるのなら、素人の「作りたい」を手助けする D.I.P. (Do It with Professional) はいかがでしょう。

 D.I.P. では指輪の例のように、お客さんの「作りたい」を手伝います。お客さんは自分のやりたいところはやって、あとはプロがやります。お客さんがやりたいところをやりちらかしながらも、まともなものを作るためにはプロには高い技術が必要です。自分で全部やればいいものができるだけでは、だめでしょう。いろんな分野でプロとアマの差がなくなってきていると言われていますが、D.I.P.なら、プロはその実力を余すところなく発揮することが出来るでしょう。

 ありとあらゆるD.I.P.が考えられます。

 誕生日ケーキを作りたい、
 お誕生日にボーカロイド曲を贈りたい、
 服を作りたい、
 ログハウスを建てたい、
 野菜を作りたい、
 パソコン組み立てたい、
 
 MAKERS の時代になり、誰でもなんでも作れる環境にはなりましたが、だからといってたとえばずっとはめていられる銀の結婚指輪を経験のない人が一人で作れるようになるには、それなりに練習が必要でしょう。指輪教室であれば、準備なしでも数時間で一生はめる結婚指輪ができるのです。

 そういうサービスがあらゆる分野で広がれば、人々は自分の思いをなんでも形にできます。
 今は「歌作りたい」と思っても、DTMソフトやボーカロイドとか揃えて、本当に歌ができるには、随分学ばなくてはいけません。それが、D.I.P. では、サビを口ずさんで、どうしても入れたい歌詞を伝えて、こんな感じの曲でと、自分で決めたいところだけ決めれば、ちゃんと曲が出来上がるのです。そんなのを何回か繰り返しながら、自分でもそのデータをいじりだせば、そのうち一人で全部できるようになるかもしれません。こういったことがあらゆる分野で始まるのです。

 もし D.I.P. を見つけたら教えてください。ここで紹介します。100くらい集まれば、大きな動きになり始めるのではないでしょうか。

 ご自身の分野で D.I.P. をするとしたらどんなサービスができるか考えてみましょう。次のステップのヒントになるかもしれませんよ!

ミライ: ここからは六葉未来点(?)です。D.I.P. すごいですね。これを知ると、MAKERS とかまだまだ「誰でも化」とは言えない気になってきますね。

フツクロウ: ホウじゃろ。ホウじゃろ。