【「未来の普通」地方都市の魅力に迫ろう 目次 - NAVER まとめ 】

 人口75%が住む地方都市の魅力に迫るシリーズその5です。

 大自然に近く、レジャーも混まず、生活も充分便利な地方都市。しかも、物価が安いです。

 その4でも書きましたが、100均は安い!というイメージがありません。スーパーとかに行くと、商品は違えど100円以下のものがいくらでもあって、100円という値段にあまり小さい感がありません。
 物によっては普通の店でも同じような値段だし、破格のリサイクルショップなんて選択肢もありますし。ああいう品揃えなので、「ああ、あれを探すならとりあえずあそこかな」という感じです。

 コンビニは都会と同じような値段設定なので、すごく高く感じます。それでもどうしてみんなここに来るのか、凄いのひとことです。そこにある大抵のものは、3軒先のドラックストアか、5軒はす向かいのスーパーでずっと安く手に入るのにです。食材以外に日々必要なものは網羅的に置かれていて、でも余分なものが置いてなくて、かつひとつひとつの商品も良く考えられているし、コンビニにしかないスイーツなど気の効いたものもあります。それでいて、なんといっても広すぎない。コンビニエンスがつきつめられているのが人気の秘密でしょうか。

 もちろん家賃も安いです。

 と、いろいろ金銭的にもお得なのですが、食に関しても地方都市はいろいろ有利です。

 まず、その土地ならではの食材が豊かです。瀬戸内は魚と柑橘類が豊富です。
 魚を買いにいくと、瀬戸内で取れたいろんな種類の魚が並んでいます。それぞれの数は少ないのもあり、数が必要な巨大スーパーや、さらには都会では絶対並ばないような魚がたくさん並んでいます。
 柑橘類にいたっては、無数の品種が並んでます。数えようと思ってすぐ諦めました。どれもこれもおいしいですが、だんだん自分の好みとかできたりして楽しいです。
 
 そんな風に各地楽しめる分野があると思います。

 それに加えて、「道の駅」がお薦めです!

 都会で食材の宅配利用している人いると思います。うちもそうでした。連れの実家から米を送ってもらうついでに野菜も送ってもらっていたのですが、それだけでは回りません。でも都会のスーパーの野菜はいまいち安心できず、いろんな宅配を利用していました。でもまあ高いです。毎月最低何万円もかかるし、多い月はさらに多くなんてこともありました。

 地方に引っ越したからといって、誰もが自家製野菜が手に入るわけではありませんが、それとほぼ同じものを手に入れることはできます。それが「道の駅」です。
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 道の駅には大抵、産地直送のコーナーがあると思います。もちろんその地域ならではの食材がたくさんあります。

 これは毎朝近所の農家さんが持ち寄っています。本格的に出荷されている農家の一部も出ているでしょうが、基本家族のために作っているけど、家族の消費分なんてごくわずかで、ちょっと作れば家族分の何倍もできるわけで、そういうのも出ています。多分それなりの割合です。「道の駅」に行けば、名産だけでなく、そういう家族用に作られている普段野菜があるのです。

 値段も良心的です。どうせ出すなら売れた方がいいわけで、値段は各農家さん、互いを厳しくチェックしてますから、高くつり上がることはありません。ただ、街中のスーパーの特売品なんかと比べるとそれよりは高いかもしれません。間に卸しが入らないのに、とか思うかもしれませんが、逆に考えてみてください。規模は大きくないですから、毎日そんな売れるわけではありません。各農家が毎日売れる分だけちょっとずつ持ち寄っています。各農家では一日の売上数千円とかざらでしょう。そのうち儲けなんてせいぜい孫のソフトクリーム代くらいです。非効率ゆえ、街中スーパーの特売値段というわけにはいきませんが、家族が食べるような手作りで、しかも新鮮な野菜を、良心的な値段で手に入れることができるのです。

 そういう野菜は、スーパーの野菜程厳密に大きさを揃えてませんから、野菜のより普段の姿を知ることができます。それでもあんまり形の悪いのははねられてはいますけど。家族はそういうはねられたのを食べていたりします。でもよほどひどいのは、はねられます。調理が面倒だからです。

 味や質も揃っていません。個人的には「う〜むこれを出すか」と思うようなぎりぎりのとこが出てるのもあります。まあでも、ほとんどの理由は天気のせいなので、「仕方ないか」とセットなのですが。

 そういうほとんど生に近い商品に触れられることで、普通のスーパーの野菜を見る目もできてきます。それに、野菜は、とてもできがいいと同時にたくさん出来て安くなったりしますが、そんなとびきり活きのいい上、安い野菜を見逃さなくなります。

 「道の駅」だけでなく、街の中に、近所の田舎のアンテナショップみたいなのもあって、それはさらに手軽だと思います。

 人口の75%が住む地方都市に住むことで、食材の産地とも近くなれるのです。


・併せてどうぞ
 【地元野菜バイキング】 これ、1時間待ちとかできるくらいすごい人気です。自分では入っていないので、レポートは出来ていませんが。

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