海燕さんの
あの素晴らしいブロガーたちはなぜしだいに更新をやめてしまうのか。
というエントリ読みました。
多くの人が読まれて受け入れられてても、そういう人の声はなかなか聞こえず、コメントには悪口ばっかりになりがちという話。
これって「サイレント・マジョリティ」って言葉の話って言っていいんですよね? サイレントマジョリティーは、沈黙しているけど、応援というか、味方というか、仲間です。でもそれが見えにくいという問題の一つだと思います。
こんな話を聞いたことがあります。社内の社内向けサービスを運営をある委員会で行っているんだけど、全部で10人程の委員会なのに、実質3人でやっている。他の人は何もしないし、何も言わない。でもそれはそれで、否定はしていないので、支えてくれている。もし中心の3人が良くないことをしようとしたら、声を上げてくれる。といった内容でした。
企業倫理の問題にも似た問題があります。さそねっとでは、企業が倫理を維持する為にこんな方法を提案しています。名前は付けてませんが例えるなら「ヤクル○ビデオ作戦」。あのヤクルト飲料をイメージしてますが、この作戦がヤクルト社に採用されたわけでもないし、話を持ちかけたこともありません。ヤクルト社の内部がどうなっているかも全く知らないです。あくまで例です。
企業の中で働いていると自分の役割が良く分からなくなることがあります。特に大きな企業だと。架空のヤクル○社でも、消費者に直接触れる人はほとんどいませんし、肝心の商品ヤクル○を見ることも触る機会が普段はない人もいます。そのため、ヤクル○が毎日どのように飲まれているかイメージすることができず、仕事の意義を見失う人もいます。
でも実際はたくさんの子どもがヤクル○を大好きです。普通に飲むヤクル○もおいしいし、ちょっとしたごほうびにもらうヤクル○は格別です。ヤクル○飲んでる時の子どもかわいいです。
そこで、ヤクル○社では、社内向けビデオを作りました。一般から応募したヤクル○での体験を元にした映像です。ヤクル○にまつわる事実に基づいたちょっとしたお話。画面の中ではヤクル○大好きな子ども(役者だけど)がおいしそうにヤクル○を飲んでいる、そんなビデオです。社内向けですけど、公開もしています。
社員はそのビデオを見ることで、自分たちの商品がどんな風に消費者の届いているかイメージすることが出来ます。自分たちの作ってるものをこんなにおいしそうに飲んでくれるのかと。そして、ヤクル○社で働くモチベーションを維持出来るのです。
昔食品偽装事件が頻発したことがありましたが、生産者と消費者の距離が離れすぎると起こりやすいでしょう。何らかの形で消費者が消費する姿を見ていれば、なかなか偽装はしにくいでしょう。
今やってる地方都市シリーズで、「道の駅」をお勧めしましたが、このこともあります。生産者は普通にお客さんがいる営業時間にも搬入しています。鉢植えなんかを持ち込むとその場でそれを取り上げて、「これどうやって育てるの」と搬入している人に話しかけたりします。「道の駅」では、生産者が極自然に消費者に接しています。偽装したモノは出しにくいのです。
ブログでも普段読んでる人の姿を見ることは少ないでしょう。同じような問題が起こっているのです。読者の普段の姿が見られるといいのですが。海燕さんは直接問いかけて、コメントに「読んでます!」が書かれましたが、たとえばそういう手段だと思います。
サイレント・マジョリティーの声が聞こえない、いろんなところで起こっているし、聞く工夫が必要な問題だと思います。
・併せてどうぞ
【地方都市の魅力に迫ろう(その5)/道の駅で手作り野菜】
さて、多数派マジョリティーが沈黙サイレントする問題を取り上げましたが、後半は攻撃的な悪口について【馬車目線】(?)で考えてみようと思います。
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